常に相手が悪いと思っている。
妻が悪く、自分は何も悪くないと思っている。
妻を殴るときに、「オレを殴らせるお前が悪い」と殴る夫がいる。
「オレをこんなに怒らせて、お前は何と気がきかないひどい妻か」という訳である。
自分をイライラさせ、不愉快にさせる妻に問題があると、すべての責任を妻に押し付ける。
「主人」を怒らす、「家来」である妻の方に問題があり、悪いと思っている。
2重人格
2重人格
妻に暴力を振るう夫は、外では、「紳士」で、妻や子どもにだけ暴力を振るうということがある。
「強い」ものに弱く、「弱い」ものに強い。
「えっ、まさかあの人が」ということになる。
そのため、妻は、自分にだけ暴力を振るわれ、夫はごくフツーに社会生活を営んでいるので、暴力を訴えたときに、「孤立無援のたたかい」を強いられるようになる。
「公的生活」で自分を抑えつけて、「いい子ぶりっ子」しているために、家に帰るとわがままな「封建領主」になって、「無法地帯」に住むことになるのである。
暴力夫は、妻に対して、際限なく甘えていると思うことがある。
妻は、サンドバックではなく、生きている人で、人間は限度があるということがわからないのである。
公的生活における無理なコントロールが、私的生活におけるアウト・オブ・コントロールとなっている。
妻に暴力を振るう夫は、外では、「紳士」で、妻や子どもにだけ暴力を振るうということがある。
「強い」ものに弱く、「弱い」ものに強い。
「えっ、まさかあの人が」ということになる。
そのため、妻は、自分にだけ暴力を振るわれ、夫はごくフツーに社会生活を営んでいるので、暴力を訴えたときに、「孤立無援のたたかい」を強いられるようになる。
「公的生活」で自分を抑えつけて、「いい子ぶりっ子」しているために、家に帰るとわがままな「封建領主」になって、「無法地帯」に住むことになるのである。
暴力夫は、妻に対して、際限なく甘えていると思うことがある。
妻は、サンドバックではなく、生きている人で、人間は限度があるということがわからないのである。
公的生活における無理なコントロールが、私的生活におけるアウト・オブ・コントロールとなっている。
DVの特徴。《ウソつきである》
DVの特徴。《ウソつきである》
暴力を振るう男性は、「暴力を振るっていない」と言う。
「本当に暴力を振るっていないのか?」と聞くと、「夫婦ゲンカの範囲内だ」と言う。
「夫婦ゲンカの範囲内ということは、範囲内と思われる限度で暴力を振るっているのか」と聞くと、「いやあ、彼女の方があばれるので、取り押さえただけだ」と言う。
子どもに対してもウソをつく。「ママが自殺をするのを取り押さえただけで、パパは、暴力を振るっていないんだよ。」と。
話を少しずつずらしていき、全く違う話にしてしまう。
わざとウソをついているのか、本人は、そのウソを本当のことと、しゃべっているときは思っているのか。よくわからない。
自分が暴力夫だという認識がないのか。
「あんなささいなことで」心底意外な顔をする。
しかし、ウソは、いずれつじつまが合わなくなってバレるのだが、バレるとは思わないのだろうか。そこが本当に不思議である。
ただ、加害者としての認識がほとんどなく、かつウソをつくのが巧みなため、ちょっと話をしただけでは、だまされる人も多い。
「あんなにおとなしい優しそうな夫なのに」という訳である。
「暴力を振るう夫と暴力を振るわれる妻」という構図なのに、家庭裁判所などで、おとなしく優しい夫にわがままで自己主張の強い妻」という構図が作られることがある。
暴力を振るう男性は、「暴力を振るっていない」と言う。
「本当に暴力を振るっていないのか?」と聞くと、「夫婦ゲンカの範囲内だ」と言う。
「夫婦ゲンカの範囲内ということは、範囲内と思われる限度で暴力を振るっているのか」と聞くと、「いやあ、彼女の方があばれるので、取り押さえただけだ」と言う。
子どもに対してもウソをつく。「ママが自殺をするのを取り押さえただけで、パパは、暴力を振るっていないんだよ。」と。
話を少しずつずらしていき、全く違う話にしてしまう。
わざとウソをついているのか、本人は、そのウソを本当のことと、しゃべっているときは思っているのか。よくわからない。
自分が暴力夫だという認識がないのか。
「あんなささいなことで」心底意外な顔をする。
しかし、ウソは、いずれつじつまが合わなくなってバレるのだが、バレるとは思わないのだろうか。そこが本当に不思議である。
ただ、加害者としての認識がほとんどなく、かつウソをつくのが巧みなため、ちょっと話をしただけでは、だまされる人も多い。
「あんなにおとなしい優しそうな夫なのに」という訳である。
「暴力を振るう夫と暴力を振るわれる妻」という構図なのに、家庭裁判所などで、おとなしく優しい夫にわがままで自己主張の強い妻」という構図が作られることがある。
男性へ
男性へ
暴力を振るわない。これは当然のことです。
暴力はそれが大きくても小さくても犯罪であり、被害にあった人やその周りにいる人に対する重大な人権侵害です。暴力は殴る、蹴るという身体的な力を使うことだけではありません。
性的、精神的または経済的な虐待を含みますし、男性としての特権の行使も含まれます。
被害にあった人がいかに暴力をふるわれることによって恐怖心を抱き、自尊心を傷つけられ、生き辛さを感じて生きるしかないか、考えてみてください。
暴力の背景にあるものは、自分が暴力をふるえる側にいるという特権意識です。
男性が不当に多くのものを女性に要求し奪っていることがドメスティック・バイオレンスの本質です。
まず、男性は女性を踏み台にした生き方をやめることが不可欠です。
そのためには、自分が無自覚に使ってきた暴力を直視し、日々の生活の中で身につけてしまった感情表現として、または葛藤解決の手段として暴力に頼ってしまうという自分の品性の未熟さを率直に認めることも必要です。
さらに、無自覚に異性に頼る性愛に向かうのではなく、男性が女性に依存せず自前で生きることを第一に考えるべきです。
このことなしに、女性と交際し、または結婚することは加害への一歩を踏み出すことであり、ひいては女性と男性が共生する社会というものは結局、男性にとっては都合良く、女性の人格を削ってしまうものになることを私たち男性は、常に肝に銘じて生きるべきです。
暴力を振るわない。これは当然のことです。
暴力はそれが大きくても小さくても犯罪であり、被害にあった人やその周りにいる人に対する重大な人権侵害です。暴力は殴る、蹴るという身体的な力を使うことだけではありません。
性的、精神的または経済的な虐待を含みますし、男性としての特権の行使も含まれます。
被害にあった人がいかに暴力をふるわれることによって恐怖心を抱き、自尊心を傷つけられ、生き辛さを感じて生きるしかないか、考えてみてください。
暴力の背景にあるものは、自分が暴力をふるえる側にいるという特権意識です。
男性が不当に多くのものを女性に要求し奪っていることがドメスティック・バイオレンスの本質です。
まず、男性は女性を踏み台にした生き方をやめることが不可欠です。
そのためには、自分が無自覚に使ってきた暴力を直視し、日々の生活の中で身につけてしまった感情表現として、または葛藤解決の手段として暴力に頼ってしまうという自分の品性の未熟さを率直に認めることも必要です。
さらに、無自覚に異性に頼る性愛に向かうのではなく、男性が女性に依存せず自前で生きることを第一に考えるべきです。
このことなしに、女性と交際し、または結婚することは加害への一歩を踏み出すことであり、ひいては女性と男性が共生する社会というものは結局、男性にとっては都合良く、女性の人格を削ってしまうものになることを私たち男性は、常に肝に銘じて生きるべきです。
暴力をふるうあなたへ
暴力をふるうあなたへ
● あなたの不満や不安を暴力に転化しないで
「男は稼いで妻子を養うもの」「男は弱音をはかない」−そんなこれまでの「男らしさ」に縛られ自分自身を見失っていませんか。
仕事に疲れたときや、物事がうまくいかないときなど、理想にそぐわない自分や家族に対しての怒りを、腕力や経済力で弱い立場の女性や子どもに向けていませんか。
思いどおりにしたくて暴力に訴え、それを愛情やしつけとすりかえ、暴力の存在を否定したり、女性に責任転嫁をしたりしてはいませんか。
暴力と恐怖からはなにも創造されません。
● 女性はあなたの大切なパートナー
無意識のうちに「女性は自分の支配下にあり、従うべきだ」「女性は劣った存在だ」という考えに結びついていないかよく考えてください。
女性は、自分とは別のひとりの人間であり、所有物ではありません。
女性はあなたの大切なパートナーです。
「男らしさ」というよろいを脱いで、「女らしさ」の名のもとに女性に我慢と服従、犠牲を強いる生活を見つめ直してください。
女性への思い込みや誤解をなくし、自分の気持ちを整理し言葉で伝えてください。
どんな暴力も「ふるわない」という意識のもと、自立した人間同士として対等に互いを認め、尊重して生きることが必要です。
● 暴力には刑事罰が科せられます
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)では、「配偶者からの暴力は、犯罪となる行為」としています。
被害防止のために、警察が必要な措置を行うことに加え、裁判所は被害者からの申立てにより接近禁止命令や住居からの退去命令をします。
違反者は、1年以下の懲役または、100万円以下の罰金に処せられます。
● あなたの不満や不安を暴力に転化しないで
「男は稼いで妻子を養うもの」「男は弱音をはかない」−そんなこれまでの「男らしさ」に縛られ自分自身を見失っていませんか。
仕事に疲れたときや、物事がうまくいかないときなど、理想にそぐわない自分や家族に対しての怒りを、腕力や経済力で弱い立場の女性や子どもに向けていませんか。
思いどおりにしたくて暴力に訴え、それを愛情やしつけとすりかえ、暴力の存在を否定したり、女性に責任転嫁をしたりしてはいませんか。
暴力と恐怖からはなにも創造されません。
● 女性はあなたの大切なパートナー
無意識のうちに「女性は自分の支配下にあり、従うべきだ」「女性は劣った存在だ」という考えに結びついていないかよく考えてください。
女性は、自分とは別のひとりの人間であり、所有物ではありません。
女性はあなたの大切なパートナーです。
「男らしさ」というよろいを脱いで、「女らしさ」の名のもとに女性に我慢と服従、犠牲を強いる生活を見つめ直してください。
女性への思い込みや誤解をなくし、自分の気持ちを整理し言葉で伝えてください。
どんな暴力も「ふるわない」という意識のもと、自立した人間同士として対等に互いを認め、尊重して生きることが必要です。
● 暴力には刑事罰が科せられます
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)では、「配偶者からの暴力は、犯罪となる行為」としています。
被害防止のために、警察が必要な措置を行うことに加え、裁判所は被害者からの申立てにより接近禁止命令や住居からの退去命令をします。
違反者は、1年以下の懲役または、100万円以下の罰金に処せられます。
身内・友人・ご近所の方へ
身内・友人・ご近所の方へ
● 「身内の恥」という偏見を捨て、「どんな暴力も許さない!」
これまで日本では、家庭内の争い事は「身内の恥」という意識が働き、外に向かって助けを求めることはあまりありませんでした。
また周囲の人も、女性の身体に暴力の痕跡を目にしたとしても、「自転車で転んだ」などという彼女が説明すれば、それ以上立ち入るのは失礼なこととしてきました。
こうしたことからドメスティック・バイオレンスは、新聞の社会面で目にする「死」という決着で終わることが少なくありませんでした。
このほど制定された「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)では、暴力を発見した人は、警察や配偶者暴力相談支援センターに通報するよう努めるとし、業務上守秘義務のある医師や医療関係者も本人の意志を尊重したうえで通報できるとしています。
ドメスティック・バイオレンスは社会全体で解決すべき問題です。
法律ができても、「どんな暴力も許さない!」という一人ひとりの意識が重要です。
● 「あなたは悪くない」という一言が力になる
ドメスティック・バイオレンスで苦しんでいる女性がいたら、女性の話をありのままに受け入れてください。
そして、「あなたは悪くない」と声をかけて欲しいのです。
そのことがどれだけ彼女の力になるか分かりません。
「夫の言い分も聞いてみなくては・・・」とか、「殴るからにはそれなりの理由が・・・」という言葉や態度は、被害を受けた女性を傷つけるだけでなく、せっかく始めた相談をやめる原因にもなります。
心からの励ましや、ドメスティック・バイオレンスについての支援・相談機関の情報提供など支援活動は、女性にとって大きな力になります。
しかし、緊急の場合は個人で解決しようとせず、女性問題の相談機関や警察署に、まず相談してください。
● 「身内の恥」という偏見を捨て、「どんな暴力も許さない!」
これまで日本では、家庭内の争い事は「身内の恥」という意識が働き、外に向かって助けを求めることはあまりありませんでした。
また周囲の人も、女性の身体に暴力の痕跡を目にしたとしても、「自転車で転んだ」などという彼女が説明すれば、それ以上立ち入るのは失礼なこととしてきました。
こうしたことからドメスティック・バイオレンスは、新聞の社会面で目にする「死」という決着で終わることが少なくありませんでした。
このほど制定された「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)では、暴力を発見した人は、警察や配偶者暴力相談支援センターに通報するよう努めるとし、業務上守秘義務のある医師や医療関係者も本人の意志を尊重したうえで通報できるとしています。
ドメスティック・バイオレンスは社会全体で解決すべき問題です。
法律ができても、「どんな暴力も許さない!」という一人ひとりの意識が重要です。
● 「あなたは悪くない」という一言が力になる
ドメスティック・バイオレンスで苦しんでいる女性がいたら、女性の話をありのままに受け入れてください。
そして、「あなたは悪くない」と声をかけて欲しいのです。
そのことがどれだけ彼女の力になるか分かりません。
「夫の言い分も聞いてみなくては・・・」とか、「殴るからにはそれなりの理由が・・・」という言葉や態度は、被害を受けた女性を傷つけるだけでなく、せっかく始めた相談をやめる原因にもなります。
心からの励ましや、ドメスティック・バイオレンスについての支援・相談機関の情報提供など支援活動は、女性にとって大きな力になります。
しかし、緊急の場合は個人で解決しようとせず、女性問題の相談機関や警察署に、まず相談してください。
暴力はふるう側が悪い
暴力はふるう側が悪い
● 暴力はふるう側が悪い現在、夫や恋人から暴力を受けて悩んでいるあなた、「家庭内の問題」だからと自分で解決しようとしていませんか。
身体的暴力であれ、精神的あるいは性的暴力であれ、暴力はふるう側が悪いのです。
長い期間、暴力にさらされて生活をしていると、誰も信じられなくなり、無力感やあきらめ、孤立感を深め、怒りを感じる力さえ失ってしまうことがあります。
ドメスティック・バイオレンスは運の悪い女性の身に偶然起きた不幸な出来事ではなく、男性優位の社会が生み出した女性差別であり、命にもかかわる危険な「犯罪」です。暴力を受けるあなたに非はないのです。
● 「悪いのは私」と一人で背負いこまないで・・・まず、相談を!
家庭内の暴力を外部に相談することは勇気のいることですが、自分や子どもたちの安全や将来のために援助を求めることはあなたにとって大切な権利です。
県内には、あなたの悩みを受け入れてくれる相談機関やシェルター(緊急一時避難所)、警察があります。
「悪いのは私・・・」と、一人で背負い込まずに、先ず相談してください。
そして、あなたの問題解決に向け適切な専門機関と連携を図りましょう。
● 暴力はふるう側が悪い現在、夫や恋人から暴力を受けて悩んでいるあなた、「家庭内の問題」だからと自分で解決しようとしていませんか。
身体的暴力であれ、精神的あるいは性的暴力であれ、暴力はふるう側が悪いのです。
長い期間、暴力にさらされて生活をしていると、誰も信じられなくなり、無力感やあきらめ、孤立感を深め、怒りを感じる力さえ失ってしまうことがあります。
ドメスティック・バイオレンスは運の悪い女性の身に偶然起きた不幸な出来事ではなく、男性優位の社会が生み出した女性差別であり、命にもかかわる危険な「犯罪」です。暴力を受けるあなたに非はないのです。
● 「悪いのは私」と一人で背負いこまないで・・・まず、相談を!
家庭内の暴力を外部に相談することは勇気のいることですが、自分や子どもたちの安全や将来のために援助を求めることはあなたにとって大切な権利です。
県内には、あなたの悩みを受け入れてくれる相談機関やシェルター(緊急一時避難所)、警察があります。
「悪いのは私・・・」と、一人で背負い込まずに、先ず相談してください。
そして、あなたの問題解決に向け適切な専門機関と連携を図りましょう。
モラルハラスメントの実態
モラルハラスメントの実態
現在、このモラルハラスメントの被害にあっていらっしゃる方は数多く存在します。
マインドコントロールに似た性質を持っているため、
自分が被害にあっているということに気付いていない方も多いでしょう。
モラルハラスメントは密室で行われているため、周囲には気付かれにくく、
モラハラ夫は、周囲から見れば『いい人』ですので、周りに相談しても中々信じてはもらえません。
それどころか、相談したことがばれたら、モラハラ夫は猛烈に怒りますので、
相談することは困難になります。
周囲に『いい夫』と思われたいモラハラ夫は、妻にもいい妻を演じさせます。
周囲から見たら、理想の夫婦に見えるでしょう。
中身は3歳児!?
モラハラ夫は、よく、一部の精神状態が3歳児並と言われています。
ですから、加害者意識は全くありません。
自分が食べたい時に食べ、自分がしたいことをしたい、
それが出来なければ機嫌が悪くなり怒ります。
大抵、妻を嫌いだからだとか、
子供が可愛くないからという理由でモラルハラスメントを行っているわけではありません。
それゆえ、離婚の話がでると、驚き、「別れない」と泣いたり怒ったりするようです。
モラハラ夫は、外では違う自分を演じていますので、ストレスを抱えています。
そのストレスを発散できる場である、妻という存在がいなくなることは、大変なことなのです。
また、モラハラ夫は勝敗にこだわる方が多いですので、
妻から離婚を切り出され、それに応じることは負けに近く、
許しがたいことなのかもしれません。
モラハラ夫との離婚
モラハラ夫と離婚するには、相当のエネルギーと時間が必要になります。
まず、被害者が、自分は被害者だということに気付くことが大事です。
「私が間違っている」
「私が悪い」
という状態から抜け出さなければいけません。
そのためには、加害者と関係のない第三者に相談してみるのがよいでしょう。
そして、家から離れるのです。「逃げる」と言った方がよいかもしれません。
その後多くは、調停になります。
モラハラ夫は、周囲に自分の良さをアピールすることに優れていますから、
調停委員に好印象を与える場合も多くなります。やり直したいと言ってくる場合が大半のようです。
反面、調停委員に被害者のこれまでの被害状況を伝えることは困難になるでしょう。
一つ一つが小さなことの積み重ねですので、全てを伝えきれるわけではありませんし、
それをどのように受け止めるかは調停委員にもよります。
夫婦喧嘩の域でとらえる方もいらっしゃるかもしれません。
周囲からも、理解してもらうことが難しい場合も考えられます。
そういった状況の中、離婚の意志を貫くことは、大変な精神的ダメージを伴うでしょう。
しかし、そこで元に戻ってしまったら、また同じことが繰り返されるのです。
粘り強く協議していくしかありません。
モラハラ夫の多くは、復縁が無理になった場合に、離婚に条件をつけてきます。
「離婚してやるかわりに、親権はやらない」
「離婚するなら、慰謝料を支払え」
「離婚したいなら、○○を返せ」など。
自分が被害者だと思っていますから、無理難題を言ってくる可能性もあります。
ここは、冷静に、請求できる権利は主張しましょう。
特に、未成年のお子さんがいらっしゃる場合は、
調停で養育費を定めるか、協議の場合は、公正証書を作成しておきましょう。
金銭の支払いを渋ることは大いに考えられます。
これから、安心した生活を送るために、辛い時期を乗り越えるしかないのです。
また、離婚後すぐに、
精神状態が安定できるかというと、そうではない方も多いようです。
そういった場合は、離婚後も専門家によるカウンセリングを受けることをお薦めします。
モラルハラスメントの見極め方
モラルハラスメントと一言で言っても、医学的に証明されているわけではありません。
ドメスティックバイオレンス(DV)との境界線も曖昧ですし、
本人がモラハラだと思っていても、それは夫婦喧嘩に過ぎない場合もあるでしょう。
どこからがモラハラでどこからがDV、どこまでが夫婦喧嘩かということはとても分かりづらく、
被害者意識が大きいと、逆に夫が被害者になってしまいます。
夫婦関係がおかしくなることも考えられますので、この点には、気をつけるようにしましょう。
そのためには、自分ひとりで考え答えを出すのではなく、
ご主人の影響を受けない第三者に相談してみるとよいでしょう。
* 注意:上記に記載した内容が全てに当てはまるとは限りませんので、ご了承ください。
現在、このモラルハラスメントの被害にあっていらっしゃる方は数多く存在します。
マインドコントロールに似た性質を持っているため、
自分が被害にあっているということに気付いていない方も多いでしょう。
モラルハラスメントは密室で行われているため、周囲には気付かれにくく、
モラハラ夫は、周囲から見れば『いい人』ですので、周りに相談しても中々信じてはもらえません。
それどころか、相談したことがばれたら、モラハラ夫は猛烈に怒りますので、
相談することは困難になります。
周囲に『いい夫』と思われたいモラハラ夫は、妻にもいい妻を演じさせます。
周囲から見たら、理想の夫婦に見えるでしょう。
中身は3歳児!?
モラハラ夫は、よく、一部の精神状態が3歳児並と言われています。
ですから、加害者意識は全くありません。
自分が食べたい時に食べ、自分がしたいことをしたい、
それが出来なければ機嫌が悪くなり怒ります。
大抵、妻を嫌いだからだとか、
子供が可愛くないからという理由でモラルハラスメントを行っているわけではありません。
それゆえ、離婚の話がでると、驚き、「別れない」と泣いたり怒ったりするようです。
モラハラ夫は、外では違う自分を演じていますので、ストレスを抱えています。
そのストレスを発散できる場である、妻という存在がいなくなることは、大変なことなのです。
また、モラハラ夫は勝敗にこだわる方が多いですので、
妻から離婚を切り出され、それに応じることは負けに近く、
許しがたいことなのかもしれません。
モラハラ夫との離婚
モラハラ夫と離婚するには、相当のエネルギーと時間が必要になります。
まず、被害者が、自分は被害者だということに気付くことが大事です。
「私が間違っている」
「私が悪い」
という状態から抜け出さなければいけません。
そのためには、加害者と関係のない第三者に相談してみるのがよいでしょう。
そして、家から離れるのです。「逃げる」と言った方がよいかもしれません。
その後多くは、調停になります。
モラハラ夫は、周囲に自分の良さをアピールすることに優れていますから、
調停委員に好印象を与える場合も多くなります。やり直したいと言ってくる場合が大半のようです。
反面、調停委員に被害者のこれまでの被害状況を伝えることは困難になるでしょう。
一つ一つが小さなことの積み重ねですので、全てを伝えきれるわけではありませんし、
それをどのように受け止めるかは調停委員にもよります。
夫婦喧嘩の域でとらえる方もいらっしゃるかもしれません。
周囲からも、理解してもらうことが難しい場合も考えられます。
そういった状況の中、離婚の意志を貫くことは、大変な精神的ダメージを伴うでしょう。
しかし、そこで元に戻ってしまったら、また同じことが繰り返されるのです。
粘り強く協議していくしかありません。
モラハラ夫の多くは、復縁が無理になった場合に、離婚に条件をつけてきます。
「離婚してやるかわりに、親権はやらない」
「離婚するなら、慰謝料を支払え」
「離婚したいなら、○○を返せ」など。
自分が被害者だと思っていますから、無理難題を言ってくる可能性もあります。
ここは、冷静に、請求できる権利は主張しましょう。
特に、未成年のお子さんがいらっしゃる場合は、
調停で養育費を定めるか、協議の場合は、公正証書を作成しておきましょう。
金銭の支払いを渋ることは大いに考えられます。
これから、安心した生活を送るために、辛い時期を乗り越えるしかないのです。
また、離婚後すぐに、
精神状態が安定できるかというと、そうではない方も多いようです。
そういった場合は、離婚後も専門家によるカウンセリングを受けることをお薦めします。
モラルハラスメントの見極め方
モラルハラスメントと一言で言っても、医学的に証明されているわけではありません。
ドメスティックバイオレンス(DV)との境界線も曖昧ですし、
本人がモラハラだと思っていても、それは夫婦喧嘩に過ぎない場合もあるでしょう。
どこからがモラハラでどこからがDV、どこまでが夫婦喧嘩かということはとても分かりづらく、
被害者意識が大きいと、逆に夫が被害者になってしまいます。
夫婦関係がおかしくなることも考えられますので、この点には、気をつけるようにしましょう。
そのためには、自分ひとりで考え答えを出すのではなく、
ご主人の影響を受けない第三者に相談してみるとよいでしょう。
* 注意:上記に記載した内容が全てに当てはまるとは限りませんので、ご了承ください。
モラルハラスメントとは
モラルハラスメントとは
家庭内等の限られた空間の中で、日常的に、且つ、
少しずつ精神を犯していく暴力のことです。
家庭内いじめのようなものです。
このモラルハラスメント(略してモラハラ)を行っている夫が
モラハラ夫と呼ばれています。
モラハラ夫の特徴多く見られる特徴として、
モラハラ夫は外面を大変気にします。
周囲には、仕事もでき、知識もあり、優しく家庭思いのいい夫を演じます。
しかし、本心は、決して周囲に敬意を表しているわけではありません。
自分が正しく、自分が優れていると思っていますから、周囲の意見に耳を傾けることはしません。
また、自分が優れていることを周囲に見せることを好みますので、
お葬式やお通夜などに参加することが好きなようです。
外では常識人であり、優しく、しっかりとした仕事についている人が多いようです。
モラルハラスメントのはじまり
モラルハラスメントは「結婚」や「出産」を期にはじまります。
大抵身体的な暴力は伴いません。
多くは、言動です。
「おまえが悪い」
「何故できないんだ」
あざ笑う、無視をする、ため息をつく。などなど
一つ一つはそんなに大きな暴力ではありませんので、妻(被害者)は、モラルハラスメントがはじまったということに気付きません。
しかし、この些細な言動から、長期に渡り終わることの無い苦しみがはじまっていくのです。
人を恐怖に陥れる暴力多くのモラハラ夫は、話をすり替える達人です。
例えば、モラハラ夫は自分が浮気をした場合でも、妻のせいにします。
「おまえがこうだから、仕方なく浮気をした」
「俺に浮気をさせたのは、おまえが原因だ、おまえが悪い」という具合です。
何に対しても自分が正しい、悪いのは妻だと思っていますから、一事が万事話はすりかえられます。
話し合いにはならないのです。
また、モラハラ夫にとって、定期的に『怒る』ことも必須です。
「お茶を飲む?」と聞けば無視し、
出さなければ「気が利かない!」と怒ります。
エアコンをつけたら「まだつけるな!」と怒り、
つけなければ「なんでつけないんだ!」と怒ります。
怒ることに理由は必要ないのです。
上下関係を植えつけるための手段なのです。
夫の巧みな話術により、
妻は「私が悪かった」「私が我慢すれば」「私が頑張ろう」と思い込んでいきます。
また、無視なども特徴です。
妻が話しかけても答えない、深いため息をつかれる、など。
妻の中には、私が変われば素敵だった頃の夫に戻るだろうという思いがあるため、更に努力をします。
夫の機嫌を伺い、夫が喜んでくれるように気を配る毎日になります。
その頃には、完全に上下関係が出来上がっています。
モラハラ夫は、家族のルールになり、家族はそれに従うということになります。
言い訳や文句などは許されなくなっていきます。
妻は、日常的に少しずつ、そのルールという檻の中に閉じ込められていくのです。
そして、夫は妻側の周囲を嫌いますので、接触も制限されていきます。
それゆえ、檻は段々狭くなっていき、檻の外には、モラハラ夫というライオンのような存在を示すことで、恐怖で逃げられないような心理状態に持っていくのです。
最悪のパターンでは、自殺にまで追い込まれる心理状態になっていきます。
家庭内等の限られた空間の中で、日常的に、且つ、
少しずつ精神を犯していく暴力のことです。
家庭内いじめのようなものです。
このモラルハラスメント(略してモラハラ)を行っている夫が
モラハラ夫と呼ばれています。
モラハラ夫の特徴多く見られる特徴として、
モラハラ夫は外面を大変気にします。
周囲には、仕事もでき、知識もあり、優しく家庭思いのいい夫を演じます。
しかし、本心は、決して周囲に敬意を表しているわけではありません。
自分が正しく、自分が優れていると思っていますから、周囲の意見に耳を傾けることはしません。
また、自分が優れていることを周囲に見せることを好みますので、
お葬式やお通夜などに参加することが好きなようです。
外では常識人であり、優しく、しっかりとした仕事についている人が多いようです。
モラルハラスメントのはじまり
モラルハラスメントは「結婚」や「出産」を期にはじまります。
大抵身体的な暴力は伴いません。
多くは、言動です。
「おまえが悪い」
「何故できないんだ」
あざ笑う、無視をする、ため息をつく。などなど
一つ一つはそんなに大きな暴力ではありませんので、妻(被害者)は、モラルハラスメントがはじまったということに気付きません。
しかし、この些細な言動から、長期に渡り終わることの無い苦しみがはじまっていくのです。
人を恐怖に陥れる暴力多くのモラハラ夫は、話をすり替える達人です。
例えば、モラハラ夫は自分が浮気をした場合でも、妻のせいにします。
「おまえがこうだから、仕方なく浮気をした」
「俺に浮気をさせたのは、おまえが原因だ、おまえが悪い」という具合です。
何に対しても自分が正しい、悪いのは妻だと思っていますから、一事が万事話はすりかえられます。
話し合いにはならないのです。
また、モラハラ夫にとって、定期的に『怒る』ことも必須です。
「お茶を飲む?」と聞けば無視し、
出さなければ「気が利かない!」と怒ります。
エアコンをつけたら「まだつけるな!」と怒り、
つけなければ「なんでつけないんだ!」と怒ります。
怒ることに理由は必要ないのです。
上下関係を植えつけるための手段なのです。
夫の巧みな話術により、
妻は「私が悪かった」「私が我慢すれば」「私が頑張ろう」と思い込んでいきます。
また、無視なども特徴です。
妻が話しかけても答えない、深いため息をつかれる、など。
妻の中には、私が変われば素敵だった頃の夫に戻るだろうという思いがあるため、更に努力をします。
夫の機嫌を伺い、夫が喜んでくれるように気を配る毎日になります。
その頃には、完全に上下関係が出来上がっています。
モラハラ夫は、家族のルールになり、家族はそれに従うということになります。
言い訳や文句などは許されなくなっていきます。
妻は、日常的に少しずつ、そのルールという檻の中に閉じ込められていくのです。
そして、夫は妻側の周囲を嫌いますので、接触も制限されていきます。
それゆえ、檻は段々狭くなっていき、檻の外には、モラハラ夫というライオンのような存在を示すことで、恐怖で逃げられないような心理状態に持っていくのです。
最悪のパターンでは、自殺にまで追い込まれる心理状態になっていきます。
DVの周期
DVの周期
● ドメスティック・バイオレンスには3つの局面からなるサイクルがある
暴力はずっと続くわけではありません。ほとんどの場合、男性は、下図のように暴力の後、謝罪を繰り返し、プレゼントをするなどうってかわって女性に急に優しくなります。
このため、当の女性も初めは、「彼のいやがることをやったから」と、自分の落ち度にするなど一過性、例外的なものと考えようとします。
そして、「病気が治った」「今度こそ」とそれまでの生活にとどまってしまいます。
しかし、男性は、その後、緊張を蓄積し、再びささいなことで感情を爆発させます。
暴力は外部からの適切な介入がない限り繰り返され、深刻化し、女性は逃げる機会や気力を次第に失っていきます。
暴力の爆発期
感情のコントロールができなくなり、激しい怒りと暴力が爆発します。
女性が重度のケガを負うような暴力が発生する場合があります。
緊張の蓄積期
加害者の緊張が高まり、小言をいうことが多くなったりします。
女性は、その気配を感じています。加害者はイライラしており、 関係がトゲトゲしくなり、暴力が起こります。
ハネムーン期
暴力を絶対起こさないと謝罪します。女性をいとおしみ、同情心に働きかけようとします。
相手が変わるのではないかという期待を抱かせます。
被害を受けた女性全てにこのサイクルがあてはまるわけではありません。人によって表れ方はまちまちで、周期の長さが異なり、3つの位相全てが表れるわけではありません。
● ドメスティック・バイオレンスには3つの局面からなるサイクルがある
暴力はずっと続くわけではありません。ほとんどの場合、男性は、下図のように暴力の後、謝罪を繰り返し、プレゼントをするなどうってかわって女性に急に優しくなります。
このため、当の女性も初めは、「彼のいやがることをやったから」と、自分の落ち度にするなど一過性、例外的なものと考えようとします。
そして、「病気が治った」「今度こそ」とそれまでの生活にとどまってしまいます。
しかし、男性は、その後、緊張を蓄積し、再びささいなことで感情を爆発させます。
暴力は外部からの適切な介入がない限り繰り返され、深刻化し、女性は逃げる機会や気力を次第に失っていきます。
暴力の爆発期
感情のコントロールができなくなり、激しい怒りと暴力が爆発します。
女性が重度のケガを負うような暴力が発生する場合があります。
緊張の蓄積期
加害者の緊張が高まり、小言をいうことが多くなったりします。
女性は、その気配を感じています。加害者はイライラしており、 関係がトゲトゲしくなり、暴力が起こります。
ハネムーン期
暴力を絶対起こさないと謝罪します。女性をいとおしみ、同情心に働きかけようとします。
相手が変わるのではないかという期待を抱かせます。
被害を受けた女性全てにこのサイクルがあてはまるわけではありません。人によって表れ方はまちまちで、周期の長さが異なり、3つの位相全てが表れるわけではありません。
DVの本質
DVの本質
● 暴力の本質と支配の構図
ドメスティック・バイオレンスとは、社会的に立場の強い男性が体力、経済力、社会的信用などを背景に、様々な暴力を巧妙に使い分け、立場の弱い女性への力と支配を揺るぎないものとしていく行為です。
下図は暴力の本質と構造を表したもので、誰の目にも明らかな「身体的暴力」は外輪部で、その内側にあり、外から見えにくく暴力と認識しにくい「心理的暴力」「経済的暴力」などが、車輪を丸く整える空気圧のように作用し暴力を効果を強化しています。
暴力の車輪が回り始めると、女性は社会の様々な制約の中で暴力の輪から抜け出しにくくなります。
● 逃げ出せない・・・暴力に支配される女性の生活
家庭など閉じられた空間の中で、いつふるわれるかわからず、また逆らったり逃げたりすると、さらに執拗で激しくなる暴力への不安や緊張、恐怖から、女性はしだいに言動を制限し、萎縮しながら社会から孤立していきます。暴力的環境の中で生きていると、人は自信を失い、無力感から感受性を麻痺させることで適応しようとし、暴力をふるう男性が望むことを最優先して行動するようになります。
● 暴力から逃げ出せない社会的要因
一般的には、まだドメスティック・バイオレンスは家庭の中の問題だとする無理解があります。
また、逃げようとしても「子どもには父親が必要」「女性は家庭」という社会通念など多くの要因が、女性の経済的自立や離婚を難しくして女性を家庭に縛り付けています。
● 本質は、「男性優位、女性従属」の力関係
ドメスティック・バイオレンスは、特定なカップルにたまたま起こるけんかやいさかいといった個人的なことではなく、社会のいたるところに存在する「男性優位、女性従属」という力関係、女性差別が、婚姻や恋愛関係にある男女の間にも働き、さまざまな暴力を生み出しています。
● 暴力の本質と支配の構図
ドメスティック・バイオレンスとは、社会的に立場の強い男性が体力、経済力、社会的信用などを背景に、様々な暴力を巧妙に使い分け、立場の弱い女性への力と支配を揺るぎないものとしていく行為です。
下図は暴力の本質と構造を表したもので、誰の目にも明らかな「身体的暴力」は外輪部で、その内側にあり、外から見えにくく暴力と認識しにくい「心理的暴力」「経済的暴力」などが、車輪を丸く整える空気圧のように作用し暴力を効果を強化しています。
暴力の車輪が回り始めると、女性は社会の様々な制約の中で暴力の輪から抜け出しにくくなります。
● 逃げ出せない・・・暴力に支配される女性の生活
家庭など閉じられた空間の中で、いつふるわれるかわからず、また逆らったり逃げたりすると、さらに執拗で激しくなる暴力への不安や緊張、恐怖から、女性はしだいに言動を制限し、萎縮しながら社会から孤立していきます。暴力的環境の中で生きていると、人は自信を失い、無力感から感受性を麻痺させることで適応しようとし、暴力をふるう男性が望むことを最優先して行動するようになります。
● 暴力から逃げ出せない社会的要因
一般的には、まだドメスティック・バイオレンスは家庭の中の問題だとする無理解があります。
また、逃げようとしても「子どもには父親が必要」「女性は家庭」という社会通念など多くの要因が、女性の経済的自立や離婚を難しくして女性を家庭に縛り付けています。
● 本質は、「男性優位、女性従属」の力関係
ドメスティック・バイオレンスは、特定なカップルにたまたま起こるけんかやいさかいといった個人的なことではなく、社会のいたるところに存在する「男性優位、女性従属」という力関係、女性差別が、婚姻や恋愛関係にある男女の間にも働き、さまざまな暴力を生み出しています。
DVの影響
DVの影響
● 心身への影響・広範囲に及ぶ生活への影響
身体的な暴力をふるわれることによるケガは、あざ・打ち身、切り傷を始め、火傷、鼓膜や肋骨や脊髄の損傷など多様で、後遺症が長く残ったり、時として死に至ることもあります。
暴力は、将来への不安や絶望、孤独感、男性への恐怖心さらには自責の念など女性の心を深く傷つけます。
暴力が心の傷(トラウマ)となり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こすことも多く、不眠、頭痛、動悸、下痢、胃痛などの身体的症状に表れることもあります。
さらに、傷ついた女性が自らの命を絶つことや思い余って殺人を犯すこともあります。
また、女性の意思を無視した一方的なセックスなど性的暴力は、望まない妊娠や中絶の原因にもなります。
● 子どもへの影響ドメスティック・バイオレンスの加害者は、しばしばお我が子にも暴力をふるっていることがあります。
暴力を直接受けたり、目撃した子どもは、夜泣き、うつ症状、不安定症状などに陥ることが多く、成長しても、情緒不安定で、対人関係がうまく築けず、不登校、家出、非行の原因になるなど子どもの生活全体に計り知れない影響があるといわれています。
さらに、適切な支援がない場合、子どもが成人してから、自ら暴力がふるってしまう次世代の問題としても指摘されています。
● 心身への影響・広範囲に及ぶ生活への影響
身体的な暴力をふるわれることによるケガは、あざ・打ち身、切り傷を始め、火傷、鼓膜や肋骨や脊髄の損傷など多様で、後遺症が長く残ったり、時として死に至ることもあります。
暴力は、将来への不安や絶望、孤独感、男性への恐怖心さらには自責の念など女性の心を深く傷つけます。
暴力が心の傷(トラウマ)となり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こすことも多く、不眠、頭痛、動悸、下痢、胃痛などの身体的症状に表れることもあります。
さらに、傷ついた女性が自らの命を絶つことや思い余って殺人を犯すこともあります。
また、女性の意思を無視した一方的なセックスなど性的暴力は、望まない妊娠や中絶の原因にもなります。
● 子どもへの影響ドメスティック・バイオレンスの加害者は、しばしばお我が子にも暴力をふるっていることがあります。
暴力を直接受けたり、目撃した子どもは、夜泣き、うつ症状、不安定症状などに陥ることが多く、成長しても、情緒不安定で、対人関係がうまく築けず、不登校、家出、非行の原因になるなど子どもの生活全体に計り知れない影響があるといわれています。
さらに、適切な支援がない場合、子どもが成人してから、自ら暴力がふるってしまう次世代の問題としても指摘されています。
DVの間違い
DVの間違い
ドメスティック・バイオレンスとはこういうものだという一般的に信じられている社会通念があります。
「神話」といわれるもので、このため女性が外部に相談しても信じてもらえず、ドメスティック・バイオレンスへの対応を遅らせ、助長させる原因となっています。
「神話」は、これまでの国内外の調査から事実とは異なることが明らかになってきています。
● 被害者・加害者は学歴・収入・年齢を問わない「ドメスティック・バイオレンスは所得や教育程度の低い階層に起きる特有の問題」という神話があります。
しかし、今まで行われた調査からは、ドメスティック・バイオレンスは、年齢や教育程度の高低、職業の有無や種類にかかわらず、あらゆる階層で発生していることが明らかになっています。
● 暴力をふるう男性は、特別な男性ではない
「暴力をふるうのは、アルコールや薬物などの依存症、あるいは何か病気を持った特別な男性である」という神話があります。
しかし暴力をふるう男性には、家庭の外では人あたりが良く、定職を持ち社会的信用もある、社会人としてごく一般的な人も多いのです。
確かに、ドメスティック・バイオレンスはアルコールや薬物との関連性で問題視されることもありますが、それとは関係なく暴力をふるう人も多く、決定的要因ではありません。
● 暴力は、女性に原因があるのではない
「男性が殴るのは、女性にそれなりの原因があるからである」という神話があります。
これは、女性が男性に従わない時には暴力をふるっていいということを前提とした神話です。
男性は自分の非を隠すために暴力を使うこともあります
暴力は絶対に許されません。
女性はひとりの人間です。
ドメスティック・バイオレンスとはこういうものだという一般的に信じられている社会通念があります。
「神話」といわれるもので、このため女性が外部に相談しても信じてもらえず、ドメスティック・バイオレンスへの対応を遅らせ、助長させる原因となっています。
「神話」は、これまでの国内外の調査から事実とは異なることが明らかになってきています。
● 被害者・加害者は学歴・収入・年齢を問わない「ドメスティック・バイオレンスは所得や教育程度の低い階層に起きる特有の問題」という神話があります。
しかし、今まで行われた調査からは、ドメスティック・バイオレンスは、年齢や教育程度の高低、職業の有無や種類にかかわらず、あらゆる階層で発生していることが明らかになっています。
● 暴力をふるう男性は、特別な男性ではない
「暴力をふるうのは、アルコールや薬物などの依存症、あるいは何か病気を持った特別な男性である」という神話があります。
しかし暴力をふるう男性には、家庭の外では人あたりが良く、定職を持ち社会的信用もある、社会人としてごく一般的な人も多いのです。
確かに、ドメスティック・バイオレンスはアルコールや薬物との関連性で問題視されることもありますが、それとは関係なく暴力をふるう人も多く、決定的要因ではありません。
● 暴力は、女性に原因があるのではない
「男性が殴るのは、女性にそれなりの原因があるからである」という神話があります。
これは、女性が男性に従わない時には暴力をふるっていいということを前提とした神話です。
男性は自分の非を隠すために暴力を使うこともあります
暴力は絶対に許されません。
女性はひとりの人間です。
<精神的虐待のサイン>
<精神的虐待のサイン>
・何かに悩んでいてもパートナーと話し合うことができないと感じますか?
・パートナーは、頻繁にあなたを批判し、侮辱し、自信を傷つけるようなことをしますか?
・パートナーは、あなたが自己主張をしようとするとバカにしますか?
・パートナーは、あなたを友人や家族、その他の人々から孤立させようとしますか?
・パートナーは、あなたの仕事、お金、物に対して制限を設けようとしますか?
・パートナーは、あなたから何かを盗んだことがありますか?借金として貴女に何とかしてもらおうとしますか?
・あなたとパートナーの関係は、非常に親密なときと疎遠なときの間をいったりきたりしますか?
・口論を避けるだけのためにセックスをいやいやしていると感じますか?
・あなたは、この関係に捕らわれて抜け出せないと感じることがありますか?
・あなたのパートナーは貴女の物を捨てたり壊したり、またはペットを脅したりしたことがありますか。
・あなたはパートナーを怖れていますか?
-------------------------------------------
「ジギルとハイド」
パートナーは、ある事に対して、ある時は問題なく感情を害することがないのに、別の時には、豹変したように怒ります。はっきりした理由もなく、この二つの状態を繰返します。
「もし・・・だったら、いい生活なのに」
あなたは、もしパートナーの感情の嵐が吹き荒れることがなければ、自分達の関係は完璧なものだと頻繁に思います。嵐と嵐の間にいるときは、あなたの生活は素晴らしいと思いますが、ひとたび嵐が来そになると、卵の殻を壊さないようにおっかなびっくり歩いているような気持ちになります。
「卵の殻の上を歩くような気持ち」
あなたがどんな行動をしようとパートナーが突然怒り出すと感じることがあります。パートナーを怒らせないためにあらゆる努力をしますが、そういう気持ちが長引けば長引くほどパートナーは、あなたがたとえ何をしても爆発しがちです。
「お前(あなた)に我慢ならないけれど、俺と(わたしと)分かれない方がいいよ。」パートナーは、あなたは彼と関係を持つ価値はないけれど、あなたが彼の元を去ろうとするとより激怒します。
「問題があるのは、おまえだ」
パートナーは家庭内の争いにおいて決して自分の過ちを考慮せず、どんなにバカらしいことでもあなたのせいだとなじります。
「俺(わたし)がこうなったのは、おまえのせいだ」
パートナー自身の問題や過ちさえ、あなたのせいになります。たとえば、彼が仕事に遅刻したことも、職につけないことも、支払いが遅れたことも・・。
「他人のせい」
もし、問題や過ちであなたのせいにされない場合は、誰か他の人のせいにします。
「過剰反応」
パートナーは、ちょっと気に入らないことでも過剰反応をします。たとえば歯磨き粉の蓋が閉まっていなかったとかいっ
た些細な苛立ちでも、激怒します。
「仕返ししてやる」
パートナーはより良い関係について話し合おうとはせず、あなたの感情を傷つけるような方法で仕返しをします。
「全ての喧嘩はおまえのせい」
パートナーの過ちに関しては話しあうことはできないように感じます。もし話し合おうとすれうば、常にあなたが犯した新たな過ちに話を持って行ってしまいます。
「おまえは価値がない」
パートナーは、あなたが何もうまく(正しく)できないから、あなたが悪いのだと言い続けます。
「非現実的な期待」
パートナーは、自分の必要を満たすために、あなたに頼っており、あなたに完璧な連れ合い、愛人、友達であることを期待し、あなたが彼の全ての必要を満たすことを期待します。
「自分の感情を他人のせいにする」
あなたは「おまえが俺を怒らせるんだ」「お前が俺の言う通りにしないから俺の気持ちが傷ついた。」「怒らざるをえないんだ。」と言われたことがあります。
「ひどい嫉妬」
パートナーは嫉妬することは愛の証だといいます。嫉妬は不安な気持ちの証であり愛情ではありません。あなたが誰に会ったのか質問されたり、電話が頻繁にかかって来たり、不意にあなたの元に現れたりします。
・何かに悩んでいてもパートナーと話し合うことができないと感じますか?
・パートナーは、頻繁にあなたを批判し、侮辱し、自信を傷つけるようなことをしますか?
・パートナーは、あなたが自己主張をしようとするとバカにしますか?
・パートナーは、あなたを友人や家族、その他の人々から孤立させようとしますか?
・パートナーは、あなたの仕事、お金、物に対して制限を設けようとしますか?
・パートナーは、あなたから何かを盗んだことがありますか?借金として貴女に何とかしてもらおうとしますか?
・あなたとパートナーの関係は、非常に親密なときと疎遠なときの間をいったりきたりしますか?
・口論を避けるだけのためにセックスをいやいやしていると感じますか?
・あなたは、この関係に捕らわれて抜け出せないと感じることがありますか?
・あなたのパートナーは貴女の物を捨てたり壊したり、またはペットを脅したりしたことがありますか。
・あなたはパートナーを怖れていますか?
-------------------------------------------
「ジギルとハイド」
パートナーは、ある事に対して、ある時は問題なく感情を害することがないのに、別の時には、豹変したように怒ります。はっきりした理由もなく、この二つの状態を繰返します。
「もし・・・だったら、いい生活なのに」
あなたは、もしパートナーの感情の嵐が吹き荒れることがなければ、自分達の関係は完璧なものだと頻繁に思います。嵐と嵐の間にいるときは、あなたの生活は素晴らしいと思いますが、ひとたび嵐が来そになると、卵の殻を壊さないようにおっかなびっくり歩いているような気持ちになります。
「卵の殻の上を歩くような気持ち」
あなたがどんな行動をしようとパートナーが突然怒り出すと感じることがあります。パートナーを怒らせないためにあらゆる努力をしますが、そういう気持ちが長引けば長引くほどパートナーは、あなたがたとえ何をしても爆発しがちです。
「お前(あなた)に我慢ならないけれど、俺と(わたしと)分かれない方がいいよ。」パートナーは、あなたは彼と関係を持つ価値はないけれど、あなたが彼の元を去ろうとするとより激怒します。
「問題があるのは、おまえだ」
パートナーは家庭内の争いにおいて決して自分の過ちを考慮せず、どんなにバカらしいことでもあなたのせいだとなじります。
「俺(わたし)がこうなったのは、おまえのせいだ」
パートナー自身の問題や過ちさえ、あなたのせいになります。たとえば、彼が仕事に遅刻したことも、職につけないことも、支払いが遅れたことも・・。
「他人のせい」
もし、問題や過ちであなたのせいにされない場合は、誰か他の人のせいにします。
「過剰反応」
パートナーは、ちょっと気に入らないことでも過剰反応をします。たとえば歯磨き粉の蓋が閉まっていなかったとかいっ
た些細な苛立ちでも、激怒します。
「仕返ししてやる」
パートナーはより良い関係について話し合おうとはせず、あなたの感情を傷つけるような方法で仕返しをします。
「全ての喧嘩はおまえのせい」
パートナーの過ちに関しては話しあうことはできないように感じます。もし話し合おうとすれうば、常にあなたが犯した新たな過ちに話を持って行ってしまいます。
「おまえは価値がない」
パートナーは、あなたが何もうまく(正しく)できないから、あなたが悪いのだと言い続けます。
「非現実的な期待」
パートナーは、自分の必要を満たすために、あなたに頼っており、あなたに完璧な連れ合い、愛人、友達であることを期待し、あなたが彼の全ての必要を満たすことを期待します。
「自分の感情を他人のせいにする」
あなたは「おまえが俺を怒らせるんだ」「お前が俺の言う通りにしないから俺の気持ちが傷ついた。」「怒らざるをえないんだ。」と言われたことがあります。
「ひどい嫉妬」
パートナーは嫉妬することは愛の証だといいます。嫉妬は不安な気持ちの証であり愛情ではありません。あなたが誰に会ったのか質問されたり、電話が頻繁にかかって来たり、不意にあなたの元に現れたりします。
現実に直面しない
現実に直面しない
暴力夫は、とんちんかんである。なぜか現実にきちんと直面しない。
こうなったら、こうなって、こうなるということが、基本的にわかっていない。
問題に、きちんと解決するということができない。
なぜかはよくわからない。
暴力夫は、自己中、ナルシストだと「3.」で述べた。自己中、ナルシストの人にとって、「現実にきちんと直面する」ということは、ひどく辛い、もっともしたくないことなのではないだろうか。
現実は辛い。鏡にうつる自分は、できないことも多く、そんなに万能でも格好よくもなく、デコボコで、欠点もあるフツーの人間である。
自分にとって嫌な面もある。「等身大」の自分は、決して、自分にとって「愉快」なものではないかもしれない。
しかし、多くの人は、そんな等身大の自分とそこそこ付き合い、少しは努力をして、何とかしようとしているのではないだろうか。
出来は悪いかもしれないが、それは、まぎれもなく「自分」である。
暴力を振るう夫は「自分」と決して向き合わないのではないか。
とりわけ、「弱い自分」と向き合わないのではないか。
妻に暴力を振るう自分ときちんと向き合うことはない。
「暴力なんか振るっていないし、そもそも大したことなどない」のである。
現実を勝手に自分で解釈して変えていく。ゆがめていく。「現実」は、ねんどのようにくにゃくにゃしているか、ダリの描く時計のようにダラリと不可思議な形をしている。
「現実」からスタートして、きちんと関係を築こうと思う妻にとって、すさまじい徒労となる。
2000年、ストーカー行為規制法が成立した。
ストーカー被害も実に多い。
ストーカーをする人も「現実に直面しない」という面があることがある。
「つきまとわないでくれ」と言っても、「いや、君は、本当は、ボクのことが好きなはずだ」と言ってつきまとったりする。
ある女性は、私につきまとう男性がいて、「君は気が付いていないが、君はボクのことが好きになる」と言われたと話してくれた。
彼女は、あきれて、しかも怒っていた。
そんなやり方をしたら、相手に嫌われるだろうと思っても、本人は、どこか「現実に直面していない」のである。
あるいは、自分で勝手に作ったバーチャル・リアリティーの世界に逃げ込んでいるのである。
暴力夫は、とんちんかんである。なぜか現実にきちんと直面しない。
こうなったら、こうなって、こうなるということが、基本的にわかっていない。
問題に、きちんと解決するということができない。
なぜかはよくわからない。
暴力夫は、自己中、ナルシストだと「3.」で述べた。自己中、ナルシストの人にとって、「現実にきちんと直面する」ということは、ひどく辛い、もっともしたくないことなのではないだろうか。
現実は辛い。鏡にうつる自分は、できないことも多く、そんなに万能でも格好よくもなく、デコボコで、欠点もあるフツーの人間である。
自分にとって嫌な面もある。「等身大」の自分は、決して、自分にとって「愉快」なものではないかもしれない。
しかし、多くの人は、そんな等身大の自分とそこそこ付き合い、少しは努力をして、何とかしようとしているのではないだろうか。
出来は悪いかもしれないが、それは、まぎれもなく「自分」である。
暴力を振るう夫は「自分」と決して向き合わないのではないか。
とりわけ、「弱い自分」と向き合わないのではないか。
妻に暴力を振るう自分ときちんと向き合うことはない。
「暴力なんか振るっていないし、そもそも大したことなどない」のである。
現実を勝手に自分で解釈して変えていく。ゆがめていく。「現実」は、ねんどのようにくにゃくにゃしているか、ダリの描く時計のようにダラリと不可思議な形をしている。
「現実」からスタートして、きちんと関係を築こうと思う妻にとって、すさまじい徒労となる。
2000年、ストーカー行為規制法が成立した。
ストーカー被害も実に多い。
ストーカーをする人も「現実に直面しない」という面があることがある。
「つきまとわないでくれ」と言っても、「いや、君は、本当は、ボクのことが好きなはずだ」と言ってつきまとったりする。
ある女性は、私につきまとう男性がいて、「君は気が付いていないが、君はボクのことが好きになる」と言われたと話してくれた。
彼女は、あきれて、しかも怒っていた。
そんなやり方をしたら、相手に嫌われるだろうと思っても、本人は、どこか「現実に直面していない」のである。
あるいは、自分で勝手に作ったバーチャル・リアリティーの世界に逃げ込んでいるのである。
離婚の動機・原因のベスト5
離婚の動機・原因のベスト5
離婚を決心をするからには、それに至る動機、原因があります。その動機・原因の多いものから5つ、夫側からのものと、妻側からのもとのとをあげてみます。
●妻側からの離婚の動機・原因のベスト5
(1)性格が合わない・価値観が違う(性格の不一致・価値観の相違)
(2)暴力を振るう・暴言を吐く
(3)異性関係(不倫や不貞)<不貞は特に肉体関係が有るもののこと>
(4)精神的に虐待する、家庭を捨ててかえりみない
(5)生活費を渡さない、家計に生活に必要な十分なお金を入れない
●男性側からの離婚の動機・原因のベスト5
(1)性格が合わない・価値観が違う(性格の不一致・価値観の相違)
(2)異性関係(不倫や不貞)<不貞は特に肉体関係が有るもののこと>
(3)家族・親族と折り合いがあわない
(4)同居に応じない、夫婦の生活を形成できない(結婚生活が成り立たない)
(5)家庭を捨ててかえりみない
当相談室においては、性格が合わない・価値観が違う(性格の不一致・価値観の相違)を動機・原因とするものが多いということになります。
離婚を決心をするからには、それに至る動機、原因があります。その動機・原因の多いものから5つ、夫側からのものと、妻側からのもとのとをあげてみます。
●妻側からの離婚の動機・原因のベスト5
(1)性格が合わない・価値観が違う(性格の不一致・価値観の相違)
(2)暴力を振るう・暴言を吐く
(3)異性関係(不倫や不貞)<不貞は特に肉体関係が有るもののこと>
(4)精神的に虐待する、家庭を捨ててかえりみない
(5)生活費を渡さない、家計に生活に必要な十分なお金を入れない
●男性側からの離婚の動機・原因のベスト5
(1)性格が合わない・価値観が違う(性格の不一致・価値観の相違)
(2)異性関係(不倫や不貞)<不貞は特に肉体関係が有るもののこと>
(3)家族・親族と折り合いがあわない
(4)同居に応じない、夫婦の生活を形成できない(結婚生活が成り立たない)
(5)家庭を捨ててかえりみない
当相談室においては、性格が合わない・価値観が違う(性格の不一致・価値観の相違)を動機・原因とするものが多いということになります。
DV・暴力を振るう加害者のタイプ
DV・暴力を振るう加害者のタイプ
暴力を振るう加害者には、一定なタイプはなく、年齢、学歴、職種、年収に関係ないといわれています。
加害者には、一見穏やかで人当たりも良く、家庭という密室の中だけで暴力を振るう人や、普段から誰に対しても暴力的な人もいます。
また、アルコール依存症や薬物、精神障害などが関連して暴力を振るう人もいます。
暴力を振るう加害者の特徴は、暴力を振るった後、急に態度が変わり、必要以上に優しくなったり、反省を口にしてもう二度と暴力を振るわないと約束したりします。
ですが、一時的に暴力が収まったかと思うとまたすぐに、緊張状態になり暴力を繰り返すのが特徴です。
そして暴力の内容も徐々にエスカレートしていきます。
ドメスティクバイオレンス(DV)への対応策としては、一人で悩まず、あなた自身がこれは暴力だ、虐待されていると感じたらすぐに相談機関に相談することです。
暴力を受けている被害者の多くは、何処にも相談することができず、一人で悩み、問題が深刻化することが多いのです。
また、そのような状態が続くと、悪いのが相手ではなく自分ではないかと、思い誰にも相談できなくなってしまうこともあります。
悪いのは、あなたではありません。
どんな事があっても暴力は正当化されるものではありません。
暴力を振るう加害者には、一定なタイプはなく、年齢、学歴、職種、年収に関係ないといわれています。
加害者には、一見穏やかで人当たりも良く、家庭という密室の中だけで暴力を振るう人や、普段から誰に対しても暴力的な人もいます。
また、アルコール依存症や薬物、精神障害などが関連して暴力を振るう人もいます。
暴力を振るう加害者の特徴は、暴力を振るった後、急に態度が変わり、必要以上に優しくなったり、反省を口にしてもう二度と暴力を振るわないと約束したりします。
ですが、一時的に暴力が収まったかと思うとまたすぐに、緊張状態になり暴力を繰り返すのが特徴です。
そして暴力の内容も徐々にエスカレートしていきます。
ドメスティクバイオレンス(DV)への対応策としては、一人で悩まず、あなた自身がこれは暴力だ、虐待されていると感じたらすぐに相談機関に相談することです。
暴力を受けている被害者の多くは、何処にも相談することができず、一人で悩み、問題が深刻化することが多いのです。
また、そのような状態が続くと、悪いのが相手ではなく自分ではないかと、思い誰にも相談できなくなってしまうこともあります。
悪いのは、あなたではありません。
どんな事があっても暴力は正当化されるものではありません。
この男性は… 危険度チェック
この男性は… 危険度チェック
こんな男性は 【危険信号】
暴力をふるう男性は、「特殊な」男性ではありません。会社員や公務員、医師などの普通の職業を持ち社会的な活動をしている男性がほとんどであることは、日本のさまざまな調査からも明らかになっています。暴力の被害を受ける女性に特定のタイプ(暴力を受けやすいなどというような)がないのと同じように、加害者である男性にも特定のタイプはないのです。
1.彼は嫉妬深いですか?
2.よくやきもちをやきますか?
3.あなたがどこでなにをしているかを、とても気にしますか?
4.あなたが実家に帰ったり、友人と外出することをいやがりますか?
5.彼は、気分がコロコロ変わって、まるで別人のようになることがありますか?
6.彼は動物をよく虐待しますか?
7.彼に離婚の経験がある場合、その理由は「暴力」でしたか?
8.彼はあなたのことを、「俺の女だ」などと考えていないでしょうか?そんな態度を感じたことがある?
9.彼が怒り出すと、あなたは落ち着かない気持ちになったり、「怖い」と感じますか?
10.何を言っても相手にせず無視されたことがありますか?
11.手をついてあやまらせたり、土下座させたことがありますか?
12.同情している車やバイクを乱暴に運転したことがありますか?
13.気がすすまないのにセックスの相手をさせたことがありますか?
14.あなたの過去の男性関係を根ほり葉ほり聞いたことがありますか?
15.あなたあての手紙を勝手に開封したことがありますか?
こんな男性は 【危険信号】
暴力をふるう男性は、「特殊な」男性ではありません。会社員や公務員、医師などの普通の職業を持ち社会的な活動をしている男性がほとんどであることは、日本のさまざまな調査からも明らかになっています。暴力の被害を受ける女性に特定のタイプ(暴力を受けやすいなどというような)がないのと同じように、加害者である男性にも特定のタイプはないのです。
1.彼は嫉妬深いですか?
2.よくやきもちをやきますか?
3.あなたがどこでなにをしているかを、とても気にしますか?
4.あなたが実家に帰ったり、友人と外出することをいやがりますか?
5.彼は、気分がコロコロ変わって、まるで別人のようになることがありますか?
6.彼は動物をよく虐待しますか?
7.彼に離婚の経験がある場合、その理由は「暴力」でしたか?
8.彼はあなたのことを、「俺の女だ」などと考えていないでしょうか?そんな態度を感じたことがある?
9.彼が怒り出すと、あなたは落ち着かない気持ちになったり、「怖い」と感じますか?
10.何を言っても相手にせず無視されたことがありますか?
11.手をついてあやまらせたり、土下座させたことがありますか?
12.同情している車やバイクを乱暴に運転したことがありますか?
13.気がすすまないのにセックスの相手をさせたことがありますか?
14.あなたの過去の男性関係を根ほり葉ほり聞いたことがありますか?
15.あなたあての手紙を勝手に開封したことがありますか?
DVが及ぼす子供への影響
DVが及ぼす子供への影響
暴力が、子供たちに与える影響も深刻である。子供たち自身が、暴力・虐待を受けていることもあれば、母親への暴力を目撃して傷ついたり、「暴力を止めさせることが出来ない」などと自分を責めるようになることもある。
日本では実態が明らかではないが、母親の再婚相手などから子供が性的虐待を受けることもある。また、子供を叩いてしまうと相談機関に援助を求める母親自身が、夫から暴力を受けている例は少なくない。直接、暴力を目撃しなくても、子供はその雰囲気を敏感に感じ取っている。
子供たちへの心理的・精神的影響は大きいが、幼ければ幼いほど言葉で訴えることは難しいし、暴力をふるうのが父親であるから、それを口にするのは容易ではない。
「夫(恋人)からの暴力」調査研究会の調査では、身体的暴力の経験がある女性(467人)の約3パーセントが、「子供に暴力が及んだ」と回答している。また、東京都などの調査では、暴力が子供に及ぼした影響として「父親への憎悪・恐れ」「情緒不安定になった」「不登校」「ひきこもりがちになった」「兄弟や友人などに暴力をふるうようになった」などがあがっている
暴力が、子供たちに与える影響も深刻である。子供たち自身が、暴力・虐待を受けていることもあれば、母親への暴力を目撃して傷ついたり、「暴力を止めさせることが出来ない」などと自分を責めるようになることもある。
日本では実態が明らかではないが、母親の再婚相手などから子供が性的虐待を受けることもある。また、子供を叩いてしまうと相談機関に援助を求める母親自身が、夫から暴力を受けている例は少なくない。直接、暴力を目撃しなくても、子供はその雰囲気を敏感に感じ取っている。
子供たちへの心理的・精神的影響は大きいが、幼ければ幼いほど言葉で訴えることは難しいし、暴力をふるうのが父親であるから、それを口にするのは容易ではない。
「夫(恋人)からの暴力」調査研究会の調査では、身体的暴力の経験がある女性(467人)の約3パーセントが、「子供に暴力が及んだ」と回答している。また、東京都などの調査では、暴力が子供に及ぼした影響として「父親への憎悪・恐れ」「情緒不安定になった」「不登校」「ひきこもりがちになった」「兄弟や友人などに暴力をふるうようになった」などがあがっている
DV離婚には診断書などの決定的証拠
DV離婚には診断書などの決定的証拠
さて、暴力は法廷離婚原因である「婚姻を継続しがたい重大な事由」にあてはまります。私が今までみてきた例では、命に危険が迫っているほどのひどい暴力を受けているにも関わらず、暴力を振るわない時はいい夫だということで、十年近くも暴力に耐え続けてきたというものがあります。
暴力が一回でもあったら、もうその夫はそういう人間なのだ、とはっきり認識すべきだと思います。いい時もあると思い、だましだましでもやっていければ…と思う気持ちも判らなくはないですが、それで人生が幸せだと思えるはずがないのです。一回でも暴力を振るわれたら、「今度やったら慰謝料○百万円支払ってもらって離婚よ」などという同意書を、第三者に入ってもらってつくっておくとよいと思います。
最後に、暴力を理由に離婚をする、つまりDV離婚することになった場合、調停から裁判までいくことを想定して、以下のものを準備しておくことが大事です。とにかく調停・裁判でものをいうのは決定的証拠です。それは、診断書・暴力を受けた証拠写真・暴力を知る人の証明書・暴力の状況を記した陳述書etc…。暴力を許さないで! 夫の暴力でつらい毎日を送っている方、勇気を出して動き始めてください。
さて、暴力は法廷離婚原因である「婚姻を継続しがたい重大な事由」にあてはまります。私が今までみてきた例では、命に危険が迫っているほどのひどい暴力を受けているにも関わらず、暴力を振るわない時はいい夫だということで、十年近くも暴力に耐え続けてきたというものがあります。
暴力が一回でもあったら、もうその夫はそういう人間なのだ、とはっきり認識すべきだと思います。いい時もあると思い、だましだましでもやっていければ…と思う気持ちも判らなくはないですが、それで人生が幸せだと思えるはずがないのです。一回でも暴力を振るわれたら、「今度やったら慰謝料○百万円支払ってもらって離婚よ」などという同意書を、第三者に入ってもらってつくっておくとよいと思います。
最後に、暴力を理由に離婚をする、つまりDV離婚することになった場合、調停から裁判までいくことを想定して、以下のものを準備しておくことが大事です。とにかく調停・裁判でものをいうのは決定的証拠です。それは、診断書・暴力を受けた証拠写真・暴力を知る人の証明書・暴力の状況を記した陳述書etc…。暴力を許さないで! 夫の暴力でつらい毎日を送っている方、勇気を出して動き始めてください。
保護命令の申立て
保護命令の申立て
DV法のメインとなる保護命令には以下の2つの種類があります。
接近禁止命令:6ヶ月間、被害者につきまとい、または住居等の付近を徘徊することを禁止する命令
退去命令:2週間、被害者と共に生活の本拠としている住居から退去することを命ずる命令
保護命令を受けるには、「保護命令の申立て」を地裁に提出します。
保護命令が出て、配偶者がこれに従わない場合→1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられます。従わなかったら、すぐ警察に通報します。いくら夫であっても、暴力は許されざる行為、毅然たる態度で対処しなければいけません。因みに申し立ては、法律婚ではない事実婚の場合でもOKです。
DV法のメインとなる保護命令には以下の2つの種類があります。
接近禁止命令:6ヶ月間、被害者につきまとい、または住居等の付近を徘徊することを禁止する命令
退去命令:2週間、被害者と共に生活の本拠としている住居から退去することを命ずる命令
保護命令を受けるには、「保護命令の申立て」を地裁に提出します。
保護命令が出て、配偶者がこれに従わない場合→1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられます。従わなかったら、すぐ警察に通報します。いくら夫であっても、暴力は許されざる行為、毅然たる態度で対処しなければいけません。因みに申し立ては、法律婚ではない事実婚の場合でもOKです。
子供を巻き込んだ暴力
子供を巻き込んだ暴力
• ●子どもに暴力を見せる
• ●子どもを危険な目に遭わせる
• ●子どもを取り上げる
• ●自分の言いたいことを子どもに言わせる
• ●子どもに暴力をふるうと脅す
夫婦間に子供がいる場合、その子供も被害者になるケースは多いのです。
夫婦が喧嘩していれば、その場面を見てしまったり、子供を夫と妻で奪い合ったり、と子供にとってつらい苦しい時間になってしまいます。
温かい家庭が、人を真っ直ぐに成長させるなら、冷たく冷え切った家庭で育つ子はどうなってしまうのでしょうか?
子供心に両親が喧嘩をしてる場面は見たくないでしょう。
• ●子どもに暴力を見せる
• ●子どもを危険な目に遭わせる
• ●子どもを取り上げる
• ●自分の言いたいことを子どもに言わせる
• ●子どもに暴力をふるうと脅す
夫婦間に子供がいる場合、その子供も被害者になるケースは多いのです。
夫婦が喧嘩していれば、その場面を見てしまったり、子供を夫と妻で奪い合ったり、と子供にとってつらい苦しい時間になってしまいます。
温かい家庭が、人を真っ直ぐに成長させるなら、冷たく冷え切った家庭で育つ子はどうなってしまうのでしょうか?
子供心に両親が喧嘩をしてる場面は見たくないでしょう。
性的暴力
性的暴力
●見たくないのにポルノビデオを見せる
●望まない妊娠や中絶を強要する
●避妊や性病予防に協力しない
●子どもができない事を一方的に非難する
●脅しや暴力的なセックスの強要、性癖の押し付け、卑猥な発言
卑猥な罵声など言葉の暴力からセックスの強要、性癖の押し付けなど、これほど卑怯かつ卑劣で屈辱的な暴力はないでしょう。
この暴力の被害者は圧倒的に女性が多く、日常的に被害にあっている場合がほとんどです。
一つ屋根の下に住んでいる夫婦間で日常に慢性的に起こっている暴力です。
この慢性的な性的暴力を、生活のため、子供のためと我慢していたり、相手の言いなりになって欲求を受け入れているとエスカレートする傾向が強いのです。
夜になると怖くなったり、夫婦二人きりになるのが怖いと感じる方も多いのです。
例え夫婦であっても、妻には性的自由という権利があるのです。
夫の欲求だけを受け入れる必要はないのです。夫婦間で恐怖心がある関係は、結婚生活を続けていく上で、とても耐え難い状況と思います。離婚もやむを得ない状況だといえるでしょう。
夫婦間の問題だからと言って、周囲に相談しないで我慢できるものではありません。
夫婦生活を続けるにしても、離婚すると決断するにしても、まずは身内や親族に相談してみると良いでしょう。
●見たくないのにポルノビデオを見せる
●望まない妊娠や中絶を強要する
●避妊や性病予防に協力しない
●子どもができない事を一方的に非難する
●脅しや暴力的なセックスの強要、性癖の押し付け、卑猥な発言
卑猥な罵声など言葉の暴力からセックスの強要、性癖の押し付けなど、これほど卑怯かつ卑劣で屈辱的な暴力はないでしょう。
この暴力の被害者は圧倒的に女性が多く、日常的に被害にあっている場合がほとんどです。
一つ屋根の下に住んでいる夫婦間で日常に慢性的に起こっている暴力です。
この慢性的な性的暴力を、生活のため、子供のためと我慢していたり、相手の言いなりになって欲求を受け入れているとエスカレートする傾向が強いのです。
夜になると怖くなったり、夫婦二人きりになるのが怖いと感じる方も多いのです。
例え夫婦であっても、妻には性的自由という権利があるのです。
夫の欲求だけを受け入れる必要はないのです。夫婦間で恐怖心がある関係は、結婚生活を続けていく上で、とても耐え難い状況と思います。離婚もやむを得ない状況だといえるでしょう。
夫婦間の問題だからと言って、周囲に相談しないで我慢できるものではありません。
夫婦生活を続けるにしても、離婚すると決断するにしても、まずは身内や親族に相談してみると良いでしょう。
経済的暴力
経済的暴力
●生活費を渡さない
●外で働くことに反対したり、辞めさせたりする
●家計を厳しく管理して、欲しい物を一切買わせない
●家庭の収入について何も教えない
●自分勝手にお金を使い込む
●配偶者名義で借金を背負わせる
この場合も直接的に身体に危害を加える暴力ではないのですが、家庭のお金に対しての独占欲からくる暴力になります。
お金を与えないことで自由を奪って束縛し、徹底的に行動と感情を管理して自己満足している状況になります。
家庭のお金の事情ですとなかなか他人には言えることではありません。
自分の境遇があたり前になってしまっていたり、普通と感じてしまっている人も多いようです。
なかなか離婚に踏み切れないこともありますが、まずは身内や親族に相談してみると良いでしょう。
●生活費を渡さない
●外で働くことに反対したり、辞めさせたりする
●家計を厳しく管理して、欲しい物を一切買わせない
●家庭の収入について何も教えない
●自分勝手にお金を使い込む
●配偶者名義で借金を背負わせる
この場合も直接的に身体に危害を加える暴力ではないのですが、家庭のお金に対しての独占欲からくる暴力になります。
お金を与えないことで自由を奪って束縛し、徹底的に行動と感情を管理して自己満足している状況になります。
家庭のお金の事情ですとなかなか他人には言えることではありません。
自分の境遇があたり前になってしまっていたり、普通と感じてしまっている人も多いようです。
なかなか離婚に踏み切れないこともありますが、まずは身内や親族に相談してみると良いでしょう。
精神的暴力
精神的暴力
●命令口調で何でも従わせる
●発言権を与えない、発言させない
●交友関係や電話の内容を細かく監視する
●外出を制限したり、禁止する
●何を言っても無視する
●人前で侮辱したり、恥をかかせる
●大事なもの、大切なものを捨てる、壊す
●傲慢な態度で罵詈雑言を浴びせる
●延々と説教をして眠らせない
直接的に身体に危害を加える暴力ではないのですが、暴言を浴びせたり、物にあたったりと精神的に追い詰めて、恐怖心を与えるものが精神的暴力になります。
他人には相談しづらく、つらく苦しい気持ちを伝えるのが難しい暴力です。
重度の緊張感や恐怖というプレッシャーから心を閉ざしてしまい、自分本来の姿を忘れてしまいます。
自分の感情や行動を相手に支配されて、その状況から抜け出せないで言いなりになっていると、精神的に病んでしまいます。
心の病気と言われるうつ病やノイローゼになってしまう前に、離婚することも選択肢の一つです。
●命令口調で何でも従わせる
●発言権を与えない、発言させない
●交友関係や電話の内容を細かく監視する
●外出を制限したり、禁止する
●何を言っても無視する
●人前で侮辱したり、恥をかかせる
●大事なもの、大切なものを捨てる、壊す
●傲慢な態度で罵詈雑言を浴びせる
●延々と説教をして眠らせない
直接的に身体に危害を加える暴力ではないのですが、暴言を浴びせたり、物にあたったりと精神的に追い詰めて、恐怖心を与えるものが精神的暴力になります。
他人には相談しづらく、つらく苦しい気持ちを伝えるのが難しい暴力です。
重度の緊張感や恐怖というプレッシャーから心を閉ざしてしまい、自分本来の姿を忘れてしまいます。
自分の感情や行動を相手に支配されて、その状況から抜け出せないで言いなりになっていると、精神的に病んでしまいます。
心の病気と言われるうつ病やノイローゼになってしまう前に、離婚することも選択肢の一つです。
身体的暴力
身体的暴力
●気が短くてカッとなりやすく暴力的な人
●精神的弱さを暴力で補って強く見せている人
●お酒を飲むと気が大きくなったり、性格が荒くなったりして暴力を振るう人
身体的暴力とは、直接的に相手の身体に危害を加える暴力です。
暴力を振るう人にはいくつかのパターンがあります。男性でも女性でも暴力的な人はいるものです。
普段はいい人なんだけど・・・一度キレてしまうと手が付けられない状況になってしまうのです。
身内の恥、夫婦の恥と感じて相談できないでいる方も多いのです。
暴力は傷害という犯罪です。夫婦だからといって許されるものではありませんし、自分だけが我慢すればと思わないで下さい。
だんだんエスカレートしてしまいます。我慢から解決は望めません。
苦痛から逃れるために離婚することは、決して恥ずべきことではありません。
●気が短くてカッとなりやすく暴力的な人
●精神的弱さを暴力で補って強く見せている人
●お酒を飲むと気が大きくなったり、性格が荒くなったりして暴力を振るう人
身体的暴力とは、直接的に相手の身体に危害を加える暴力です。
暴力を振るう人にはいくつかのパターンがあります。男性でも女性でも暴力的な人はいるものです。
普段はいい人なんだけど・・・一度キレてしまうと手が付けられない状況になってしまうのです。
身内の恥、夫婦の恥と感じて相談できないでいる方も多いのです。
暴力は傷害という犯罪です。夫婦だからといって許されるものではありませんし、自分だけが我慢すればと思わないで下さい。
だんだんエスカレートしてしまいます。我慢から解決は望めません。
苦痛から逃れるために離婚することは、決して恥ずべきことではありません。
DVの実態
DVの実態
それでは、どのような暴力が起きているのでしょうか?
暴力には、殴る、蹴る、包丁を振り回し切り付けるなどの身体に損傷を加える行為だけではありません。
「たたき出すぞ!」「だれのおかげで生活できるんだ!」「役立たず!」などと大声でどなる、「殺すぞ!」と脅かす、また、無視をしたり、交友関係を厳しく監視するなどの心理的暴力や社会的隔離のほか、生活費を渡さない、女性が外で働くことを妨げる、借金を重ねるなどの経済的暴力もあります。
さらには、望まない屈辱的な性行為を強要したり、避妊に協力しないなどの性的暴力など様々な形があります。
ドメスティック・バイオレンスはこれらの暴力が複雑に絡み合い、繰り返し起きています。
● 妻の約10人に1人が夫からの身体的暴力を経験
神奈川県が1999年7月に実施した県民ニーズ調査(「生活職業能力開発」及び「人権・男女共同参画社会」についての意識調査)によると、「配偶者に平手で打つ、つねる、こづくなどの暴力をふるわれたことがある」女性は9.3%にのぼり、「配偶者に暴力をふるわれ、けがをして治療したことがある」女性も1.4%となっています。
2000年2月に発表された総理府男女共同参画室「男女間における暴力に関する調査」(1999年実施)から、日本のドメスティック・バイオレンスの現状を見てみましょう。
● 約20人に1人が「命の危険」を感じる暴行を受けている
夫婦間(事実婚、別居中を含む)で「命の危険を感じるくらいの暴行を受ける」ことが「何度もあった」と回答した女性は、 1.0%、「1、2度あった」と回答した女性は、3.6%あり、およそ20人に1人が「命の危険」を感じている暴行を受けていることが分かりました。
● 約4割が相談しなかった
夫から暴行を受けたことのある女性のうち、「どこ(だれ)にも相談しなかった」のは、37.8%に上っています。相談しない理由としては、「我慢すればなんとかやっていける」という回答が41.2%でした。
それでは、どのような暴力が起きているのでしょうか?
暴力には、殴る、蹴る、包丁を振り回し切り付けるなどの身体に損傷を加える行為だけではありません。
「たたき出すぞ!」「だれのおかげで生活できるんだ!」「役立たず!」などと大声でどなる、「殺すぞ!」と脅かす、また、無視をしたり、交友関係を厳しく監視するなどの心理的暴力や社会的隔離のほか、生活費を渡さない、女性が外で働くことを妨げる、借金を重ねるなどの経済的暴力もあります。
さらには、望まない屈辱的な性行為を強要したり、避妊に協力しないなどの性的暴力など様々な形があります。
ドメスティック・バイオレンスはこれらの暴力が複雑に絡み合い、繰り返し起きています。
● 妻の約10人に1人が夫からの身体的暴力を経験
神奈川県が1999年7月に実施した県民ニーズ調査(「生活職業能力開発」及び「人権・男女共同参画社会」についての意識調査)によると、「配偶者に平手で打つ、つねる、こづくなどの暴力をふるわれたことがある」女性は9.3%にのぼり、「配偶者に暴力をふるわれ、けがをして治療したことがある」女性も1.4%となっています。
2000年2月に発表された総理府男女共同参画室「男女間における暴力に関する調査」(1999年実施)から、日本のドメスティック・バイオレンスの現状を見てみましょう。
● 約20人に1人が「命の危険」を感じる暴行を受けている
夫婦間(事実婚、別居中を含む)で「命の危険を感じるくらいの暴行を受ける」ことが「何度もあった」と回答した女性は、 1.0%、「1、2度あった」と回答した女性は、3.6%あり、およそ20人に1人が「命の危険」を感じている暴行を受けていることが分かりました。
● 約4割が相談しなかった
夫から暴行を受けたことのある女性のうち、「どこ(だれ)にも相談しなかった」のは、37.8%に上っています。相談しない理由としては、「我慢すればなんとかやっていける」という回答が41.2%でした。
加害者たち
加害者たち
●DVは人種、階層、学歴で差別しない
先のチェックリストで六つ以上該当する項目がある人はDVの加害者である可能性が高いと述べました。
では妻や恋人に暴力をふるう人たちに共通する態度、行動とはどんなことなのでしょうか。
相談員、警察、裁判官などがDVのケースに関わるときにこれだけは知識として頭に入れておいてほしいことを項目数を限定して説明します。
DVの加害者は社会のあらゆる層にいます。
年齢も10代からお年寄りまで、学歴、人種、宗教、職業、全般的な性格などもさまざまで、特定できるものは唯一、圧倒的多数が男性であるということだけです。
米国での啓発研修の中などで、私たちはよくこのことを「DVや子どもの虐待は、皮肉なことに人種や、国籍や学歴で差別をしないんです」と冗談交じりに言ったものでした。
福祉や司法の公的機関では、収入の低い家庭、学歴の低い家族のケースを扱うことが多いかと思います。
しかしこのことをもって虐待の問題は低収入、低学歴家族に多いと思わないようにしてください。
高収入、高学歴の家族は経済的にも社会的にもオプションがより多くあるために公的な機関に頼らずにすむことが多いのです。
妻や恋人を殴って怪我させる男なんて冷酷、狂暴、悪人づらをしている人、いい人間は暴力をふるったりしない、といった考えをDV問題に関わる人たちは、まず捨ててください。
テレビドラマやマンガのように悪人、善人がはっきりしていることは、DVのケースではほとんどありません。
DVの加害者はパートナーに対して暴力をふるうとき以外は、「良い人」なのです。
やさしく、親切で、働き者で、子ども思いで、礼儀正しく、ウイットに富んで、話し上手で、情熱的で、穏やかで、と、裁判官、警察官、ケースワーカー、支援者のあなたに「良い人」の印象を与えることのほうが多いです。
それは必ずしも演技ではなく、ありのままの彼らでもあります。
パートナーの髪を引きずって暴力に及んだ翌日には、「良い人」そのものであったりするのです。
「こんなに礼儀正しく、妻への思いやりを示している夫に家からの退去命令など出せない」「涙を流して自分のしたことを反省、謝罪しているのだから、もう二度としないだろう。保護命令を申請するには至らない」などと誤った判断をしないように裁判官、警察官、ケースワーカーの人々は、気をつけてください。
●責任を引き受けない
DV加害者に最も共通して見られる言動は、彼らが自分の暴力行為の責任を引き受けようとしないことです。
そのために彼らは、否認、矮小化、責任転嫁、嘘、その場限りの謝罪と反省などを縦横に駆使します。
それはたとえば次のように表れます。
否認:
「そんなに強く殴ったわけではない」「ちょっと押しただけなのに」「彼女めがけて投げたわけじゃなかったんだが」「怪我させるつもりじゃなかった」
矮小化:
「ちょっと喧嘩しただけだ」「夫婦なら誰でもすることさ」「彼女も笑っていたし」「喧嘩の後セックスで仲直りしたよ」
責任転嫁:
加害者が暴力行為を認めることもあります。でもその場合彼は彼女にも責任があることを付け加えます。
「外に男をつくっているにちがいないんだ」「子どもの世話をちゃんとやらないから」「文句と不平ばかりだらだらと聞かされてたまらなくなった」などと彼女のせいで暴力が誘発されたと言い、責任を取ろうとしません。
嘘:
警察や裁判所では、彼は真っ赤な嘘をついて、責任は自分にないこと訴えたり、夫婦の些細な喧嘩に他人が口をはさむことを批判したり、妻から言葉の虐待を受けてきたと訴えたりします。
その口調が雄弁で、迫真的で、誠実に聞こえると警察と判事は彼の言葉を信じたくなってしまうでしょう。
加害者の責任逃れのさまざまな方法に、私たち援助者はしばしば翻弄されます。
しかし加害者の責任逃れの口上を注意深く聞いていると、それは私たちの社会に長く浸透してきたDV問題に対する考えと大変よく似ているのです。
「悪いのは夫だけではない」「妻のほうも相手の怒りを刺激するようなことばかり言うからいけない」「しょせんは夫婦喧嘩。犬も食わぬだ」などと世の中の意識も、夫には寛容で、妻に大変厳しいのです。
夫は自分の弁解を支持してくれる人たちが少なからずいることを知っています。
このような社会意識に支えられて、加害者は自分の暴力行動の責任を取ろうとしません。
自分で責任を取らない限り、その人は同じことを繰り返します。
自分ですべての責任を引き受けること。
加害者が暴力行動から脱するには、そこがスタートラインです。
●男らしさ意識
DVの加害者の中には性差別社会が個人の意識の中に培ってきた男らしさ女らしさの意識に特にとらわれている人が多くいます。
それはたとえば次のようなところに見られます。
? 夫婦関係、パートナーとの関係では男が優位に立つのが当然と思っているため、彼女が自分より優位に立つと自分の全存在が脅かされたように思ってしまいます。
彼女に言い負かされること、彼女が経済力を持つこと、彼女の意見のほうが正しいことが判明したときなど強い怒りを覚えます。
? 夫であり父親である自分が一家の主人で、事の決定権を独占できると思っています。自分のやり方に従わない妻や子どもに厳しい態度でしつけることが男らしいことだと思います。そんな男は今どき少ないと言う人もいますが、家父長制を信じている人はまだまだ多数派です。
DVケースへの警察や裁判所の今までの対応を見る限りでは、司法機関も夫、父親の強い権力には異議を持たないことを痛感せざるをえません。夫、父は一城の主との考え方は健在です。司法の民事不介入という伝統は国家というさらに大きな城の主のすることにはとやかく言わないということなのかと、思いたくなることがあります。
? 悲しさや苦しさなどを口にすることは、弱音を吐いていることで男らしくないというジェンダー意識を持って生きてきたため、彼らは自分の感情を言葉で人に伝えることが下手です。対社会的には雄弁で話し上手であっても、自分の本当の心の襞を語ること、自分のホンネを伝えること、辛さ、悲しさなどの気持ちを口にすることは苦手です。
怒りは複雑な感情です。人が抱く怒りの背景には、悔しさ、苦しさ、羨望、悲しみ、見捨てられ感、恐れ、不安などのさまざまな感情が隠れています。
怒りはいわば、それらの感情の仮面です。暴力をふるう男の「雄々しい」怒りの仮面の下をのぞくと、小さい少年の柔らかい悲しみや恐れや悔しさの感情が姿を覗かせます。
●相手を孤立させる
これも多くの加害者に共通する行動です。妻が交友関係を持つことをよく思わず、それを監視します。
手紙の差出人をチェックする。電話の話しに耳をすましている。手紙をあけて読んでしまう。電話をさせてくれない。外出させないようにする。それは暴力が誰かに気がつかれてしまわないためにやっているだけでなく、彼の強い嫉妬心、猜疑心、パートナーを自分だけのものにしておきたいと思う所有意識などにも由来します。
DVは加害者がパートナーを、自分の思いどおりにしたい(コントロールしたい)との欲求から起きる暴力です。
DV被害者が、人質、捕虜など監禁状態に置かれた人々と共通の心理に陥ることはよく知られています。
加害者はパートナーを孤立させ、対人関係を断つことで、支配(コントロール)と所有を完遂することができるのです。
●DVは人種、階層、学歴で差別しない
先のチェックリストで六つ以上該当する項目がある人はDVの加害者である可能性が高いと述べました。
では妻や恋人に暴力をふるう人たちに共通する態度、行動とはどんなことなのでしょうか。
相談員、警察、裁判官などがDVのケースに関わるときにこれだけは知識として頭に入れておいてほしいことを項目数を限定して説明します。
DVの加害者は社会のあらゆる層にいます。
年齢も10代からお年寄りまで、学歴、人種、宗教、職業、全般的な性格などもさまざまで、特定できるものは唯一、圧倒的多数が男性であるということだけです。
米国での啓発研修の中などで、私たちはよくこのことを「DVや子どもの虐待は、皮肉なことに人種や、国籍や学歴で差別をしないんです」と冗談交じりに言ったものでした。
福祉や司法の公的機関では、収入の低い家庭、学歴の低い家族のケースを扱うことが多いかと思います。
しかしこのことをもって虐待の問題は低収入、低学歴家族に多いと思わないようにしてください。
高収入、高学歴の家族は経済的にも社会的にもオプションがより多くあるために公的な機関に頼らずにすむことが多いのです。
妻や恋人を殴って怪我させる男なんて冷酷、狂暴、悪人づらをしている人、いい人間は暴力をふるったりしない、といった考えをDV問題に関わる人たちは、まず捨ててください。
テレビドラマやマンガのように悪人、善人がはっきりしていることは、DVのケースではほとんどありません。
DVの加害者はパートナーに対して暴力をふるうとき以外は、「良い人」なのです。
やさしく、親切で、働き者で、子ども思いで、礼儀正しく、ウイットに富んで、話し上手で、情熱的で、穏やかで、と、裁判官、警察官、ケースワーカー、支援者のあなたに「良い人」の印象を与えることのほうが多いです。
それは必ずしも演技ではなく、ありのままの彼らでもあります。
パートナーの髪を引きずって暴力に及んだ翌日には、「良い人」そのものであったりするのです。
「こんなに礼儀正しく、妻への思いやりを示している夫に家からの退去命令など出せない」「涙を流して自分のしたことを反省、謝罪しているのだから、もう二度としないだろう。保護命令を申請するには至らない」などと誤った判断をしないように裁判官、警察官、ケースワーカーの人々は、気をつけてください。
●責任を引き受けない
DV加害者に最も共通して見られる言動は、彼らが自分の暴力行為の責任を引き受けようとしないことです。
そのために彼らは、否認、矮小化、責任転嫁、嘘、その場限りの謝罪と反省などを縦横に駆使します。
それはたとえば次のように表れます。
否認:
「そんなに強く殴ったわけではない」「ちょっと押しただけなのに」「彼女めがけて投げたわけじゃなかったんだが」「怪我させるつもりじゃなかった」
矮小化:
「ちょっと喧嘩しただけだ」「夫婦なら誰でもすることさ」「彼女も笑っていたし」「喧嘩の後セックスで仲直りしたよ」
責任転嫁:
加害者が暴力行為を認めることもあります。でもその場合彼は彼女にも責任があることを付け加えます。
「外に男をつくっているにちがいないんだ」「子どもの世話をちゃんとやらないから」「文句と不平ばかりだらだらと聞かされてたまらなくなった」などと彼女のせいで暴力が誘発されたと言い、責任を取ろうとしません。
嘘:
警察や裁判所では、彼は真っ赤な嘘をついて、責任は自分にないこと訴えたり、夫婦の些細な喧嘩に他人が口をはさむことを批判したり、妻から言葉の虐待を受けてきたと訴えたりします。
その口調が雄弁で、迫真的で、誠実に聞こえると警察と判事は彼の言葉を信じたくなってしまうでしょう。
加害者の責任逃れのさまざまな方法に、私たち援助者はしばしば翻弄されます。
しかし加害者の責任逃れの口上を注意深く聞いていると、それは私たちの社会に長く浸透してきたDV問題に対する考えと大変よく似ているのです。
「悪いのは夫だけではない」「妻のほうも相手の怒りを刺激するようなことばかり言うからいけない」「しょせんは夫婦喧嘩。犬も食わぬだ」などと世の中の意識も、夫には寛容で、妻に大変厳しいのです。
夫は自分の弁解を支持してくれる人たちが少なからずいることを知っています。
このような社会意識に支えられて、加害者は自分の暴力行動の責任を取ろうとしません。
自分で責任を取らない限り、その人は同じことを繰り返します。
自分ですべての責任を引き受けること。
加害者が暴力行動から脱するには、そこがスタートラインです。
●男らしさ意識
DVの加害者の中には性差別社会が個人の意識の中に培ってきた男らしさ女らしさの意識に特にとらわれている人が多くいます。
それはたとえば次のようなところに見られます。
? 夫婦関係、パートナーとの関係では男が優位に立つのが当然と思っているため、彼女が自分より優位に立つと自分の全存在が脅かされたように思ってしまいます。
彼女に言い負かされること、彼女が経済力を持つこと、彼女の意見のほうが正しいことが判明したときなど強い怒りを覚えます。
? 夫であり父親である自分が一家の主人で、事の決定権を独占できると思っています。自分のやり方に従わない妻や子どもに厳しい態度でしつけることが男らしいことだと思います。そんな男は今どき少ないと言う人もいますが、家父長制を信じている人はまだまだ多数派です。
DVケースへの警察や裁判所の今までの対応を見る限りでは、司法機関も夫、父親の強い権力には異議を持たないことを痛感せざるをえません。夫、父は一城の主との考え方は健在です。司法の民事不介入という伝統は国家というさらに大きな城の主のすることにはとやかく言わないということなのかと、思いたくなることがあります。
? 悲しさや苦しさなどを口にすることは、弱音を吐いていることで男らしくないというジェンダー意識を持って生きてきたため、彼らは自分の感情を言葉で人に伝えることが下手です。対社会的には雄弁で話し上手であっても、自分の本当の心の襞を語ること、自分のホンネを伝えること、辛さ、悲しさなどの気持ちを口にすることは苦手です。
怒りは複雑な感情です。人が抱く怒りの背景には、悔しさ、苦しさ、羨望、悲しみ、見捨てられ感、恐れ、不安などのさまざまな感情が隠れています。
怒りはいわば、それらの感情の仮面です。暴力をふるう男の「雄々しい」怒りの仮面の下をのぞくと、小さい少年の柔らかい悲しみや恐れや悔しさの感情が姿を覗かせます。
●相手を孤立させる
これも多くの加害者に共通する行動です。妻が交友関係を持つことをよく思わず、それを監視します。
手紙の差出人をチェックする。電話の話しに耳をすましている。手紙をあけて読んでしまう。電話をさせてくれない。外出させないようにする。それは暴力が誰かに気がつかれてしまわないためにやっているだけでなく、彼の強い嫉妬心、猜疑心、パートナーを自分だけのものにしておきたいと思う所有意識などにも由来します。
DVは加害者がパートナーを、自分の思いどおりにしたい(コントロールしたい)との欲求から起きる暴力です。
DV被害者が、人質、捕虜など監禁状態に置かれた人々と共通の心理に陥ることはよく知られています。
加害者はパートナーを孤立させ、対人関係を断つことで、支配(コントロール)と所有を完遂することができるのです。
被害者たち
被害者たち
●あらゆるタイプの人
すでに述べたようにDVの被害者たちはあらゆる階層、学歴、地位、職業、人種に見られます。
高齢者にも十代の若者にも見られます。
米国での1960年代のDVの初期の研究には、被害者に共通する性格や態度がDVの原因になっていると報告するものがありました。
しかしその後の研究は、被害者が共通して持つ性格や態度が夫や恋人の暴力を招いていることはないことを立証してきました。
DVの被害者は、子ども時代に虐待を受けた人、以前暴力を受けたことのある人が多いと主張する人もいますが、広範な調査に基づいて数値的にそのことをあとづけるものはないはずです。
かつての被虐体験が現在のDVの暴力被害をもたらしていることを示す証拠は見られないというのが、少なくとも私が訓練を受けた80年代から今日に至るまで、米国のDVの専門職研修で変わらず教えられてきたことです。
●自分を責める
DVの虐待を受けたその結果として被害者はいくつかの共通して見られる心理や状態に陥りがちです。その第一は、被害者たちは自分が悪いと思っていることです。
「私が怒らせるようなことをしなければ」
「私が子どものことをおろそかにしたから」
「私がセックスを拒否したから」
「私がばかだから」。
自分が悪いから彼に殴られたと。
もし仮に彼女が彼を怒らせるようなことを本当にしたのだとしましょう。
しかしだからといって彼女は殴られなければならないのですか?
だからといって夫に妻を殴る権利などありません。
殴られるに値する人間なんて一人たりともいないのです。
しかし多くの加害者たちは自分も悪かったが、自分を怒らせた相手も悪いといっています。
いったい問題の所在はどこにあるのでしょう。
夫を怒らせた妻にあるのか、殴った夫にあるのか。
答えは明白です。
怒るという感情は殴ったり蹴ったりしなくても表現できるはずです。
怒った人間はその感情を暴力以外の方法で対処しなければなりません。
被害者たちが自分が悪いからだと思うのは、社会全体が声をそろえて殴られる女たちを責めてきたからです。
妻たちは、「そんな男となぜいつまでも一緒にいるのか」と言われます。
しかし別れれば家庭を崩壊させたと非難されるのです。
「いやだとはっきり言えばいいのに」と言われます。
しかし女たちは感情をストレートに出せば慎みがないと非難されてきました。
「男の扱いがへただからいけない」「男を立ててじょうずにコントロールするのが賢い女だ」と言われてきました。
しかしそれは相手の怒りが爆発するのをいつも恐れて暮らすことを彼女たちに強いてきたのです。
「経済的に自立していないからだめなんだ」と言われてきました。
しかし、男と同一賃金が払われない社会で子どもを保育所に預けて働いても経済的見返りは少ないです。
「小さい子どもがいるのに外で仕事をして家をほったらかしにしているから夫が怒る」と言われてきました。
しかし、仕事をやめてしまえば、経済的には夫に頼るしかありません。
「なぜ人に相談しなかったのか」と言われてきました。
しかし、相談すればたいていは夫のもとに戻るように言われるのです。
彼女たちは八方ふさがりなのです。
男性中心の価値観が支配してきた社会では暴力を受ける女性たちは以上のように責められ、非難されこそすれ、その苦しみが理解されることはありませんでした。
このように被害を受ける側ばかりが非難されることを「被害者非難」といいます。
この被害者のあやまちをあげつらわずにいられない社会意識は、DV問題にとどまらず、いじめでも子どもの虐待でも、セクシャル・ハラスメントでも、人種差別や障害者差別にも共通していることで、社会の構造的力関係の差異が生み出す問題には必ずつきまとう現象です。
「性格が暗いからいじめられる」、「いうことをきかない子どもが悪い」、「ミニスカートをはいているからセクハラに遭う」、「怠け者の人種だから雇えない」、「仕事がのろいから殴った」といったことです。
被害者非難が大手を振ってまかり通っていると、被害者は口を閉じてしまいます。
被害者が語らなければ、問題の実態は明らかになりません。
当然、問題の防止、介入や、治療の効果的方法もわかりません。
被害者が語れる社会環境を創り出していくことが、この問題に取り組む第一歩です。
その社会環境をつくるために、まずすべての被害者非難をやめなければなりません。
●孤立
DVは身体的暴力を受けるだけでなく、経済的、心理的、性的に相手からコントロールされてしまうことです。
加害者は相手をコントロールする効果的手段として、恐怖と孤立を用います。
被害者は友人や実家の人間関係から孤立しています。
電話や手紙や外出がパートナーに管理されていて、家の外での人間関係のひとつひとつがチェックされている人もいます。
あるいは友人関係や親戚付き合いはしていても、家庭内で暴力を受けていることに関してはいっさい口に出せない人もいます。
他者との関係を遮断されることで、被害者の自己認識や社会性は、加害者の一挙一動で変容してしまいます。
こうして被害者は、自分で自分の感情や行動をコントロールする能力を失っていきます。
DVの解決に社会的支援が不可欠なのは、被害者の置かれている孤立状況を変え、他者との関係を回復することで、自己コントロール力を取り戻す前提条件ができるからです。
●被害者の心理的症状
暴力による身体的外傷は適切な治療がほどこされれば、時とともに癒されるかもしれません。
しかし心理的外傷は、それが目に見えないものであるがゆえに、また人に語れないことであるがゆえに、適切な対応がされないまま放置されていることがほとんどです。
身体の傷を放置しておくと化膿して悪化するのと同じように、心の傷もそれが深い傷であれば、放置しておくと時とともに悪化します。
DV被害者の受ける心の傷はかすり傷ではありません。
殴打のショックでその場で解離状態になる人もいます。
暴力を受けることでまず被害者は恐怖を感じます。
そして翌日はきのうと打って変わってやさしい彼に彼女は混乱すると同時にほっともします。
しかしまた恐怖の時がやってきます。
このようないつ起こるか予想のつかない暴力を繰り返し受けるうちに被害者には、不安、緊張、屈辱感、恥、不信、罪悪感、自責感、無力感、絶望などの感情が増大していきます。
自分ではもう対応しきれないほどのさまざまな負の感情は、誰かに語ることで外に吐き出されないと、人の内面不覚に根を張ってしまいます。
被害者はしだいに慢性的な悲しみ、不眠、過眠、悪夢、白昼夢、何にも興味を持てない、集中できない、子どもや自分の世話ができなくなる、頭痛や腹痛や筋肉痛などの身体の不調、うつ状態、感情の麻痺、パニック症状、過食、拒食、アルコール・薬物依存、自傷行為、自殺願望などの症状を呈するようになります。
ジュディス・ハーマンは『心的外傷と回復』の中で、 DV被害者への暴力は監禁状態にほぼ近い孤立状態の中で起こること、長期にわたって暴力が繰り返されることによって、「長期的反復性外傷」により「複雑性外傷ストレス障害(複雑性PTSD)」の症状を示すようになると説明しています。
複雑性外傷ストレス障害がどのような症状を示すかを、『心的外傷と回復』に掲載されているリストをわかりやすい言葉に簡略してここに記載しましたが、実際の被害者援助に当たる人は原文にも当たってください。
権力的コントロールを長期間経験した場合
たとえば人質、戦時捕虜・強制収容所生存者・宗教カルト生存者・ドメスティック・バイオレンス・子どもへの性的虐待・組織的性的搾取を受けた人に見られる
感情コントロール障害
持続的不機嫌・慢性的自殺願望・自傷行為・爆発的な怒り・抑制された怒り・過度の性衝動
意識の障害
健忘・過剰な記憶・一過性の解離・離人症/非現実感
自己認識の障害
孤立無援感・恥辱・罪悪感・自責感・汚辱感・異質感(自分は他者とはまったく違うという特殊感・孤立感・自己卑下)・誰も信じないとの孤立感
加害者への感覚
加害者との関係に没頭(復讐願望も含む)
加害者を理想化する
加害者の信念を信じる
対人関係の障害
孤立とひきこもり・親密な関係が持てない・他人を信用できない・繰り返し被害を受ける
人生についての価値観の変化
信仰の喪失・希望喪失と絶望
重要なことは、これらの症状は長期に及ぶ反復性外傷を経験した人たちが、その環境を生き延びるために持たざるをえなかった適応症状であることです。
今までは右記の症状に対して、個々さまざまな診断名がつけられてきたのですが、ジュディス・ハーマンらは右記のように複雑性PTSDとしてまとめることで、被害者が自分の症状を人格の問題ではなく、反復性外傷経験による被害の結果であるとして、この概念を提案しています。
●サバイバルの模索
DVの被害者を援助しようとしている相談員やケースワーカーは、彼女たちの安全のために努力しても、彼女たちのほうからそれを拒否したり、突然口を開かなくなったりなど、彼女たちの態度を理解できないことがあるかもしれません。
2001年に成立した「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」で、保護命令が制度化されました。この保護命令を取るためには、婦人相談所の相談員や警察が援助して申請しなければなりません。
援助者が献身的に助力して、せっかく得た保護命令を本人が却下してしまうことも起きるでしょう。
そのような場合に、遭遇したときに、被害者を「トラウマで変になっている」とか「共依存症」だとか「こういう気ままな女だから夫から殴られるんだろう」などと断罪しないでください。
虐待する夫に対して、あまりに受動的で言いなりになるばかりの様子を見聞きして、援助者は苛立つこともあるかもしれません。
だからといって「もっとしっかり自分を主張しなければだめじゃない」などと説教しないでください。
危険度を一番よく知っているのは援助者ではなく被害者本人です。
彼女の言動は自分の命を守るための方法なのかもしれないのですから。
被害者はパートナーからの虐待を何年にもわたって生き延びてきました。
そのサバイバルの方法はときには当事者でなければ理解がむずかしいこともあります。
彼女の不可解な言動はパートナーの暴力を一時的に鎮める効果的な方法であることが多いのです。
保護命令は被害者の安全を守るために必要な制度です。
しかし裁判所、警察、婦人相談所などは細心の配慮をして効果的にその制度を運用しなければなりません。
被害者が加害者のもとを離れるとき、接近禁止令や保護命令が出たとき、荷物をまとめて家を出るときが、加害者の暴力が最も凶暴になるときです。
被害者が殺されてしまうのも、このときが多いのです。
ですから、彼女が荷物を取りに家に戻るときなどは警察官の同行が必要です。
裁判所は迅速に保護命令を出さなければ危険です。
裁判官はDVの加害者は裁判官の前では凶暴な虐待者のようには見えないことが多いことも十分胆に銘じておいてください。
裁判官の判断一つで、被害者が今まで以上に激しい暴力を受ける結果になることもありうるからです。
●彼のもとに戻ってしまう?
DV被害者はいったん別れてもまた彼のもとに戻ってしまうとよく言われます。
しかし事実は、戻ってしまう人は統計的には多くありません。
虐待者と別れる人の方が多いのです。
日本ではDVへの取り組みが始まったばかりなので、その統計がありませんが、北米では多くの統計、調査が報告されています。
虐待者と別れるプロセスには時間がかかります。
その間、被害者が加害者のもとに戻ってしまうこともあるでしょう。
しかし、戻る理由はさまざまです。
その理由は、虐待される関係が彼女にとって居心地よいからだとか、共依存症だからだと言う人もいますが、それは神話です。
ちなみにここでの「神話」とは、事実ではないのに事実であるかのように信じられていることを意味しています。
被害者が加害者のもとにとどまる、あるいは戻る最大の理由は、暴力がエスカレートすることへの恐怖と経済力のなさと子どもの養育のためです。
その他にも次のような、人によってそれぞれ異なる理由があります。
加害者からの脅しに恐怖感を抱いている。「出ていっても必ず探し出す」「別れたら自殺する」「子どもは置いていけ」「殺す」「実家に脅しをかける」など。
加害者が謝罪、反省し、二度としないとの約束をするので信じてしまう。
虐待を受け続けてきたために、何をしてもだめだという無力感を学習してしまった。
シェルターや被害者支援団体が地域にないために家を出ても行くところがない。
孤立している。
家を出ても経済的に生計を立てることができない。
自分の健康保険証もなく、銀行口座もない。
子どもが家を出たくないと言い、子どもを置いてはいかれないと思う。
相談にのってくれる人や機関が地域にないため、どんな選択肢があるのかわからない。
離婚や離別などで家庭を崩壊させてはいけないと思い込んでいる。
何があっても妻が耐えることで、家族を維持することが良妻賢母としての役目だと教えられてきた。
●あらゆるタイプの人
すでに述べたようにDVの被害者たちはあらゆる階層、学歴、地位、職業、人種に見られます。
高齢者にも十代の若者にも見られます。
米国での1960年代のDVの初期の研究には、被害者に共通する性格や態度がDVの原因になっていると報告するものがありました。
しかしその後の研究は、被害者が共通して持つ性格や態度が夫や恋人の暴力を招いていることはないことを立証してきました。
DVの被害者は、子ども時代に虐待を受けた人、以前暴力を受けたことのある人が多いと主張する人もいますが、広範な調査に基づいて数値的にそのことをあとづけるものはないはずです。
かつての被虐体験が現在のDVの暴力被害をもたらしていることを示す証拠は見られないというのが、少なくとも私が訓練を受けた80年代から今日に至るまで、米国のDVの専門職研修で変わらず教えられてきたことです。
●自分を責める
DVの虐待を受けたその結果として被害者はいくつかの共通して見られる心理や状態に陥りがちです。その第一は、被害者たちは自分が悪いと思っていることです。
「私が怒らせるようなことをしなければ」
「私が子どものことをおろそかにしたから」
「私がセックスを拒否したから」
「私がばかだから」。
自分が悪いから彼に殴られたと。
もし仮に彼女が彼を怒らせるようなことを本当にしたのだとしましょう。
しかしだからといって彼女は殴られなければならないのですか?
だからといって夫に妻を殴る権利などありません。
殴られるに値する人間なんて一人たりともいないのです。
しかし多くの加害者たちは自分も悪かったが、自分を怒らせた相手も悪いといっています。
いったい問題の所在はどこにあるのでしょう。
夫を怒らせた妻にあるのか、殴った夫にあるのか。
答えは明白です。
怒るという感情は殴ったり蹴ったりしなくても表現できるはずです。
怒った人間はその感情を暴力以外の方法で対処しなければなりません。
被害者たちが自分が悪いからだと思うのは、社会全体が声をそろえて殴られる女たちを責めてきたからです。
妻たちは、「そんな男となぜいつまでも一緒にいるのか」と言われます。
しかし別れれば家庭を崩壊させたと非難されるのです。
「いやだとはっきり言えばいいのに」と言われます。
しかし女たちは感情をストレートに出せば慎みがないと非難されてきました。
「男の扱いがへただからいけない」「男を立ててじょうずにコントロールするのが賢い女だ」と言われてきました。
しかしそれは相手の怒りが爆発するのをいつも恐れて暮らすことを彼女たちに強いてきたのです。
「経済的に自立していないからだめなんだ」と言われてきました。
しかし、男と同一賃金が払われない社会で子どもを保育所に預けて働いても経済的見返りは少ないです。
「小さい子どもがいるのに外で仕事をして家をほったらかしにしているから夫が怒る」と言われてきました。
しかし、仕事をやめてしまえば、経済的には夫に頼るしかありません。
「なぜ人に相談しなかったのか」と言われてきました。
しかし、相談すればたいていは夫のもとに戻るように言われるのです。
彼女たちは八方ふさがりなのです。
男性中心の価値観が支配してきた社会では暴力を受ける女性たちは以上のように責められ、非難されこそすれ、その苦しみが理解されることはありませんでした。
このように被害を受ける側ばかりが非難されることを「被害者非難」といいます。
この被害者のあやまちをあげつらわずにいられない社会意識は、DV問題にとどまらず、いじめでも子どもの虐待でも、セクシャル・ハラスメントでも、人種差別や障害者差別にも共通していることで、社会の構造的力関係の差異が生み出す問題には必ずつきまとう現象です。
「性格が暗いからいじめられる」、「いうことをきかない子どもが悪い」、「ミニスカートをはいているからセクハラに遭う」、「怠け者の人種だから雇えない」、「仕事がのろいから殴った」といったことです。
被害者非難が大手を振ってまかり通っていると、被害者は口を閉じてしまいます。
被害者が語らなければ、問題の実態は明らかになりません。
当然、問題の防止、介入や、治療の効果的方法もわかりません。
被害者が語れる社会環境を創り出していくことが、この問題に取り組む第一歩です。
その社会環境をつくるために、まずすべての被害者非難をやめなければなりません。
●孤立
DVは身体的暴力を受けるだけでなく、経済的、心理的、性的に相手からコントロールされてしまうことです。
加害者は相手をコントロールする効果的手段として、恐怖と孤立を用います。
被害者は友人や実家の人間関係から孤立しています。
電話や手紙や外出がパートナーに管理されていて、家の外での人間関係のひとつひとつがチェックされている人もいます。
あるいは友人関係や親戚付き合いはしていても、家庭内で暴力を受けていることに関してはいっさい口に出せない人もいます。
他者との関係を遮断されることで、被害者の自己認識や社会性は、加害者の一挙一動で変容してしまいます。
こうして被害者は、自分で自分の感情や行動をコントロールする能力を失っていきます。
DVの解決に社会的支援が不可欠なのは、被害者の置かれている孤立状況を変え、他者との関係を回復することで、自己コントロール力を取り戻す前提条件ができるからです。
●被害者の心理的症状
暴力による身体的外傷は適切な治療がほどこされれば、時とともに癒されるかもしれません。
しかし心理的外傷は、それが目に見えないものであるがゆえに、また人に語れないことであるがゆえに、適切な対応がされないまま放置されていることがほとんどです。
身体の傷を放置しておくと化膿して悪化するのと同じように、心の傷もそれが深い傷であれば、放置しておくと時とともに悪化します。
DV被害者の受ける心の傷はかすり傷ではありません。
殴打のショックでその場で解離状態になる人もいます。
暴力を受けることでまず被害者は恐怖を感じます。
そして翌日はきのうと打って変わってやさしい彼に彼女は混乱すると同時にほっともします。
しかしまた恐怖の時がやってきます。
このようないつ起こるか予想のつかない暴力を繰り返し受けるうちに被害者には、不安、緊張、屈辱感、恥、不信、罪悪感、自責感、無力感、絶望などの感情が増大していきます。
自分ではもう対応しきれないほどのさまざまな負の感情は、誰かに語ることで外に吐き出されないと、人の内面不覚に根を張ってしまいます。
被害者はしだいに慢性的な悲しみ、不眠、過眠、悪夢、白昼夢、何にも興味を持てない、集中できない、子どもや自分の世話ができなくなる、頭痛や腹痛や筋肉痛などの身体の不調、うつ状態、感情の麻痺、パニック症状、過食、拒食、アルコール・薬物依存、自傷行為、自殺願望などの症状を呈するようになります。
ジュディス・ハーマンは『心的外傷と回復』の中で、 DV被害者への暴力は監禁状態にほぼ近い孤立状態の中で起こること、長期にわたって暴力が繰り返されることによって、「長期的反復性外傷」により「複雑性外傷ストレス障害(複雑性PTSD)」の症状を示すようになると説明しています。
複雑性外傷ストレス障害がどのような症状を示すかを、『心的外傷と回復』に掲載されているリストをわかりやすい言葉に簡略してここに記載しましたが、実際の被害者援助に当たる人は原文にも当たってください。
権力的コントロールを長期間経験した場合
たとえば人質、戦時捕虜・強制収容所生存者・宗教カルト生存者・ドメスティック・バイオレンス・子どもへの性的虐待・組織的性的搾取を受けた人に見られる
感情コントロール障害
持続的不機嫌・慢性的自殺願望・自傷行為・爆発的な怒り・抑制された怒り・過度の性衝動
意識の障害
健忘・過剰な記憶・一過性の解離・離人症/非現実感
自己認識の障害
孤立無援感・恥辱・罪悪感・自責感・汚辱感・異質感(自分は他者とはまったく違うという特殊感・孤立感・自己卑下)・誰も信じないとの孤立感
加害者への感覚
加害者との関係に没頭(復讐願望も含む)
加害者を理想化する
加害者の信念を信じる
対人関係の障害
孤立とひきこもり・親密な関係が持てない・他人を信用できない・繰り返し被害を受ける
人生についての価値観の変化
信仰の喪失・希望喪失と絶望
重要なことは、これらの症状は長期に及ぶ反復性外傷を経験した人たちが、その環境を生き延びるために持たざるをえなかった適応症状であることです。
今までは右記の症状に対して、個々さまざまな診断名がつけられてきたのですが、ジュディス・ハーマンらは右記のように複雑性PTSDとしてまとめることで、被害者が自分の症状を人格の問題ではなく、反復性外傷経験による被害の結果であるとして、この概念を提案しています。
●サバイバルの模索
DVの被害者を援助しようとしている相談員やケースワーカーは、彼女たちの安全のために努力しても、彼女たちのほうからそれを拒否したり、突然口を開かなくなったりなど、彼女たちの態度を理解できないことがあるかもしれません。
2001年に成立した「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」で、保護命令が制度化されました。この保護命令を取るためには、婦人相談所の相談員や警察が援助して申請しなければなりません。
援助者が献身的に助力して、せっかく得た保護命令を本人が却下してしまうことも起きるでしょう。
そのような場合に、遭遇したときに、被害者を「トラウマで変になっている」とか「共依存症」だとか「こういう気ままな女だから夫から殴られるんだろう」などと断罪しないでください。
虐待する夫に対して、あまりに受動的で言いなりになるばかりの様子を見聞きして、援助者は苛立つこともあるかもしれません。
だからといって「もっとしっかり自分を主張しなければだめじゃない」などと説教しないでください。
危険度を一番よく知っているのは援助者ではなく被害者本人です。
彼女の言動は自分の命を守るための方法なのかもしれないのですから。
被害者はパートナーからの虐待を何年にもわたって生き延びてきました。
そのサバイバルの方法はときには当事者でなければ理解がむずかしいこともあります。
彼女の不可解な言動はパートナーの暴力を一時的に鎮める効果的な方法であることが多いのです。
保護命令は被害者の安全を守るために必要な制度です。
しかし裁判所、警察、婦人相談所などは細心の配慮をして効果的にその制度を運用しなければなりません。
被害者が加害者のもとを離れるとき、接近禁止令や保護命令が出たとき、荷物をまとめて家を出るときが、加害者の暴力が最も凶暴になるときです。
被害者が殺されてしまうのも、このときが多いのです。
ですから、彼女が荷物を取りに家に戻るときなどは警察官の同行が必要です。
裁判所は迅速に保護命令を出さなければ危険です。
裁判官はDVの加害者は裁判官の前では凶暴な虐待者のようには見えないことが多いことも十分胆に銘じておいてください。
裁判官の判断一つで、被害者が今まで以上に激しい暴力を受ける結果になることもありうるからです。
●彼のもとに戻ってしまう?
DV被害者はいったん別れてもまた彼のもとに戻ってしまうとよく言われます。
しかし事実は、戻ってしまう人は統計的には多くありません。
虐待者と別れる人の方が多いのです。
日本ではDVへの取り組みが始まったばかりなので、その統計がありませんが、北米では多くの統計、調査が報告されています。
虐待者と別れるプロセスには時間がかかります。
その間、被害者が加害者のもとに戻ってしまうこともあるでしょう。
しかし、戻る理由はさまざまです。
その理由は、虐待される関係が彼女にとって居心地よいからだとか、共依存症だからだと言う人もいますが、それは神話です。
ちなみにここでの「神話」とは、事実ではないのに事実であるかのように信じられていることを意味しています。
被害者が加害者のもとにとどまる、あるいは戻る最大の理由は、暴力がエスカレートすることへの恐怖と経済力のなさと子どもの養育のためです。
その他にも次のような、人によってそれぞれ異なる理由があります。
加害者からの脅しに恐怖感を抱いている。「出ていっても必ず探し出す」「別れたら自殺する」「子どもは置いていけ」「殺す」「実家に脅しをかける」など。
加害者が謝罪、反省し、二度としないとの約束をするので信じてしまう。
虐待を受け続けてきたために、何をしてもだめだという無力感を学習してしまった。
シェルターや被害者支援団体が地域にないために家を出ても行くところがない。
孤立している。
家を出ても経済的に生計を立てることができない。
自分の健康保険証もなく、銀行口座もない。
子どもが家を出たくないと言い、子どもを置いてはいかれないと思う。
相談にのってくれる人や機関が地域にないため、どんな選択肢があるのかわからない。
離婚や離別などで家庭を崩壊させてはいけないと思い込んでいる。
何があっても妻が耐えることで、家族を維持することが良妻賢母としての役目だと教えられてきた。

